みっちー日記(Enjoy編)

楽しい人生の記録

ある仕合せ者 〜彼は誰よりも単純だった〜(侏儒の言葉より)

芥川龍之介の「侏儒の言葉」にこんなことが書いてあった。 ある仕合せ者 彼は誰よりも単純だった 幸せってなんだろう? むかし、明石家さんまさんが、コマーシャルで しあわせーってなんだっけ、なんだっけと歌っていた。 今から30年以上前の歌なのに、今…

君がゆく海辺の宿に霧立たば・・・〜嘆きの息〜

日本最古の和歌集「万葉集」には恋の歌がたくさんある。 好きな和歌はいくつもあるが、これはなかなかよい。 君が行く 海辺の宿に 霧立たば 吾が立ち嘆く 息と知りませ 初めてこの和歌を知ったのは、大学の授業だった。 先生が新聞紙を広げて、広告欄にこの…

「幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく」を読んだときの私の気持ち

教科書か問題集か忘れてしまったが、この若山牧水の短歌がけっこう登場するので自然におぼえてしまった。 幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく この短歌、なぜか私の心に入り込んでくる。 数々の名歌の中でも若山牧水の短歌は特に私の心に…

「ペントハウス」の感想:最後の最後まで驚かされた

韓国で瞬間最高視聴率31.1%を記録したドラマ「ペントハウス」。 知人のおすすめということで視聴することにした。 そしたら、もう目が離せない展開で、ヤバいヤバい。 欲望・愛憎・プライド・復讐・暴力・不倫・サスペンス等、数多くの要素を盛り込んだこの…

新宿御苑の冬の花(2024年2月)

冬の花を撮りたくて、何度か新宿御苑に足を運んだ。 ところが、行ってみたら休園日だったということが2回もあった。 で、今回が三度目の正直。 開いていた。 よかった(泣) とりあえず、「新宿御苑の見どころ冬」のマップに載ってるお花は撮りたいなぁと思…

「哀れなるものたち」の感想:とにかくやばい映画でした

最近話題の映画がないかなぁと探していたら、エマ・ストーン主演の「哀れなるものたち」に目がとまった。 エマ・ストーンはけっこう好きだからなぁと思い、一応観に行ってみることに。 でも、行く前にレビューを読んでみたら、なんだかヤバい映画っぽい。 で…

「相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼のしりへに額づくごとし」:私の青春は片想いしかなかった

私の片想いの記憶、 それはまず、中学3年生にさかのぼる。 当時、好きだった女の子は私の親友が好きだった。 その親友は、スポーツが得意で明るく、モテるタイプの男の子。 勉強もスポーツもできない私が太刀打ちできるわけもない。 私の恋は当然、実らなか…

映画「ゴールデンカムイ」の感想:早く続きが見たい作品だ

はっきり言って「ゴールデンカムイ」は、原作もアニメも見たことがなかった。 話題のマンガだったので、いつかは見てみようと思っていた程度だ。 だが、実写版にあたって私の推しのひとり山田杏奈ちゃんが出演するというではないか! それは観に行くしかない…

「犬」(八木重吉)が、私にとって詩との出会いだった

わたしと詩の出会い、それは八木重吉だった。 高校生の頃、国語の授業で詩を書いた。 いや、書かされた。 どんな詩を書いたかは忘れたが、短い詩だった。 詩の書き方もわからぬまま、ただ思うままに書いた。 私の拙い詩を読んだ先生は一言、 「八木重吉みた…

「劇場版SPY×FAMILY CODE:White」の感想:やっぱり家族だよね!

このまえ、「アーニャ、ピーナッツが好き〜」って、職場で言ったらドン引きされてしまった(笑) そりゃ、そうだね。 50過ぎたオッサンが、そんなこと言ったら引くか! まあ、「SPY×FAMILY」が好きなのでしょうがない。 あれおもしろいからね。 で、劇場版が…