昨年、観たかったのに見逃してしまった映画があって・・・。上映館も少なかったし、知ったのもけっこう後のほうだし・・・。なにせ、評判がよかったので本当に観たかったのだが・・・。
って思ってたら、この作品「ダイナミック完全版」としてまた上映されることになって、ラッキー。
正直言って、ロシアの映画のことも知りません。T-34のことも全然知識なしです。戦争映画に興味があったわけでもありません。本当にごめんなさい。
ただただ、評判がいいから観たかっただけなのです。ただそれだけ。
でも、観てよかったよ~今回は、そんな「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」の感想をお送りしたいと思います。
作品情報
公式ツイッター
監督・脚本
監督・脚本はアレクセイ・シドロフという人。正直言って知らない人。かつて「ダーク・ワールド」や「アーマード・ソルジャー」という映画の脚本を書いているようだが、残念ながら評判はそんなによくなさそう。
出演
主人公のニコライを演じたのはアレクサンドル・ペトロフという人だが、この人も初めて見た。
ヒロインのアーニャ役イリーナ・ストラシェンバウム、敵のイェーガー大佐役のヴィンツェンツ・キーファーのことも初見。ただ、ヴィンツェンツ・キーファーは「ジェイソン・ボーン」に出演していたらしいので、もう一度観たら思い出すかも。
とりあえず、出演者は知らない人だらけの布陣だが、この映画はとてもすごい。
その他の情報
ロシアでは最終興行収入が40億円を超え、観客動員800万人という記録を打ち出したとのことだ。もちろん2019年ではロシアNo.1のメガヒットとなった。
また、タイトルのT-34はロシアの戦車のことだが、登場するソ連軍のT-34 はすべて本物の車両をつかったそうだ。どおりで迫力があったわけだ。
たぶん、ロシアの人はこの映画を観て、みんな興奮したにちがいないね!
あらすじ
第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線で惜しくも戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。
戦車の指揮官であることがわかると、収容所で行われているナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令される。
イヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと隊を組み、T-34の整備と演習への準備期間が与えられた。
しかし、その演習では弾を装備することは許されず、ひたすらナチスの戦車軍から逃げ惑うことしかできない。命令に背いても、演習に出撃しても必ず死が待っているのだ。
しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、あまりにも無謀な脱出計画を実行に移す。
たった4人の捕虜が、ナチスの軍勢に立ち向かう。果たして、決死の作戦は成功するのか―!?
(公式サイトより引用)
簡単に言うと、
ドイツ軍の捕虜となってしまった主人公が、仲間たちと T-34でドイツから脱出する
という内容。
感想
本物の戦車を使った大迫力の映像のせいで、最後まで興奮してしまった。
T-34がすごい
無知な私は、そもそもT-34を知らなかった。調べてみると、第二次世界大戦中に独ソ戦で大活躍した戦車とのこと。どうやらカリスマ的存在の戦車らしい。
(本当に無知でごめんなさい)
日本でいうと、ゼロ戦みたいな存在なのか?そこはよくわからないが、ネット調べてみると「現代戦車の祖」とか「ドイツを恐れさせた神戦車」というような扱いであることがわかった。
そのカリスマ戦車を目の当たりにした私は、かなり圧倒されてしまった。
戦車同士の戦いの迫力がすごすぎ
戦車対戦車の戦い。そんなの今まで見たことがなかったから、その激しさに終始興奮MAX状態。迫力とか激しさとか、あと男臭さとか。
戦闘機同士の戦いとは全くちがった迫力なんだね。戦闘機の場合はあのスピード感からくる緊張感がたまらないんだけど、戦車の場合はスピードではないようだ。重厚感というべきかわからないが、そこから来る緊張感が半端ない。
砲台を相手の戦車に向けて、照準を定めて撃つとき、または弾があたったときの緊迫感はこの上ない。それを観ただけでも、鑑賞した甲斐があったというものだ。
序盤から戦車同士の戦いがあったのだが、これがまためっちゃ熱い戦いだった。
中盤は捕虜となってしまった主人公たちが収容所を脱出するための準備なのだが、後半はまた脱出劇からの戦闘となる。
やっぱりこの作品は戦車対戦車の戦闘シーンがポイントだといっていいだろう。
いろんなシーンのてんこもり
戦闘シーンがすごいこの映画だが、それだけが描かれているわけではない。
戦車の中にいる仲間の友情あり、ラブロマンスあり、決闘ありのてんこ盛り。マニアック向けの映画ではなく、ちゃんとヒットの要素が散りばめられている。
だから私のような素人にもわかりやすかったのだろう。めったに観ないロシア映画だったが、こんなにおもしろいものなんだね!
反省点
もっと独ソ戦のことを知っておくべきだったし、T-34のことも調べておいたほうが理解が深まった。。時代背景を知っておくというのは私にとって永遠の課題かもしれないなぁ。
知らなくてもおもしろかったから、知っていればなおおもしろい、そんな映画だったと思う。満足できる内容だった。
満足度
というわけで大迫力の戦闘シーン満載であり、男の友情やラブロマンスありのこの映画、けっこう見応えがあった。
というわけで今回は
満足度☆☆☆☆(☆4つ)
この作品はプライムビデオで観ることができます。