「強者の流儀」(朝倉未来)の感想:強くなるための必須課題図書だった

強い男になりたい・・・、それが私の願望。

 

あるとき、YouTubeを閲覧していて朝倉未来という格闘家を知った。それは街の喧嘩自慢とスパーリングをやるという企画だった。

 

見てみると、彼は全くの余裕の状態で、喧嘩自慢たちを軽くあしらっていた。私が朝倉選手を知ったきっかけはその動画だ。

 

その後、YouTubeチャンネルを登録し、ツイッターをフォローして見ていたら、2月に本を出版するという。

 

それが「強者の流儀」だ。これがまた、すごくよかった。今回はこの本の感想書いてみたいと思う。

 

 

 

著書情報

 

著者

朝倉未来(1992年生まれ)

総合格闘家であり、YouTuber。

階級はフェザー級

中学・高校時代は喧嘩に明け暮れていた

「路上の伝説」と言われる!

2013年にTHE OUTSIDERに参戦

史上初の2階級王座を成し遂げる!

2018年に主戦場をRIZINに移す

2020年2月時点で7連勝!

Youtubeのチャンネル登録数は3月中旬で約91万人

すごい!

 

Twitter@MikuruAsakura

Instagram@mikuruasakura

Youtubeチャンネル】朝倉未来 Mikuru Asakura

 

内容紹介

 

はじめに

第一章 強者の流儀
第二章 強者の準備
第三章 強者のメンタル
第四章 強者のYouTube
第五章 強者の人間関係

おわりに

 

この本は、総合格闘家として成果を上げ、さらにyoutuberとしても1年未満で90万人にした朝倉未来が、どうやったら強者になれるのかを書いたものである。

 

はじめにで著者はこのように述べている。

言わば、この本に書いてあるのは、何もしないでいたら弱い存在である僕が、それでも強く有り続けるために持ち続けている考え方であり、習慣です。

だからこそ、ここに書いてある内容は、僕という人間や総合格闘技に興味がある人だけでなく、自分の人生を、自分の意志で決断し切り拓いていきたいという人や、弱い自分を克服したいと思っている人であれば、学生だとか社会人だとか、あるいは真面目だとか不良だとかいったことにかかわらず、きっとヒントになるものだと考えています。

 「強者の流儀」はじめにより引用

 

つまり、肉体的に強くなりたい人というより、人間的に強くなりたい人になる方法論が書かれている。

 

 

感想

 

朝倉未来さんの考え方は一貫していて筋が通っている。しかもしっかりと自分を持っていて、自分流を貫きとおしている。この本を読むとそれがわかる。

 

強さとは

まずは第一章に朝倉未来にとっての「強さとは」について説明されている。

 

たしかに、強くなりたいと言っても、強さとは何なのかわからなければそこを目指すことができない。

 

もちろん、「強さ」という意味を知っているだけではしょうがないから、具体的に「強い」とはどういうことかの例がいくつかあげられている。

 

例えば

  • 余裕があること
  • ポジティブであること
  • 状況を修復できること
  • 反省できること 

 などなど。

 

強くなりたければ、自分にとって「強い男」とはなんなのか、それを具体的にイメージしなければいけないことがわかる。

 

朝倉未来さんはそれがしっかりできているということがわかる。

 

 

どうすれば強くなれるのか

朝倉さんが強くなるためのポイントとして強調しているのが「客観視する」ということ。

 

成長できていない人は、自分を客観視できていないということ。

 

つまり自分の長所はおろか、自分の改善点も見ることができていない。

 

改善点がわからなければ、成長するわけがないのだ。そのため自分を客観視することはとても重要だ。

 

また「失敗を失敗で終わらせないで修復できるか」というのも、強くなれる鍵である。

 

むかしから「失敗は成功のもと」というけど、まさにそれ。

 

失敗から学ぶのも強くなれる方法のひとつなのだ。

 

 

自分はどうか・・・

振り返ってみると、自分を客観視できていないことが多い。ていうか、もしかしたら自分をよく見ていないかもしれない。

 

人から注意されたりアドバイスされたときって、自分を客観的に見るチャンスなんだけど、私は人からごちゃごちゃ言われるのがキライなタチだ。

 

反省はしているつもりだが、自分を見つめていないかもしれない。

 

それから失敗してもくじけることが多い。すぐにあきらめてしまうか、「どうせできないんだから」と開き直ってしまう。

 

典型的な弱者だったのだ。

 

 

他にもたくさんヒントが書かれている

いま挙げたのはほんの一例で、その他にもいろんなことが書かれている。

 

特に格闘家としての朝倉選手の日常や試合の準備、それから対戦相手の分析などがすごく具体的に書かれていた。

 

それを読んでいるだけでとても勉強になる。

 

強くなるためには、分析する頭のよさも必要だということもよくわかった。

 

まったく、どこを読んでも勉強になる本なのである。

 

 

まとめ

 

朝倉未来選手の「強者の流儀」、これはとてもためになる本だった。今日取り上げた部分はほんの一端で、興味がある人はぜひ読んでほしいと思う。

 

なぜ朝倉選手が強いのかということがとてもよくわかる一冊だった。

 

それと同時に、強くなるためにはどうすればいいのかが、これを読むとよくわかった。

 

強くなりたい人は、この本を課題図書としたほうがいい。

 

【満足度】

☆☆☆☆☆(☆5つ)

 

 朝倉未来さんの著書はこちらです。

強者の流儀

強者の流儀

  • 作者:朝倉 未来
  • 発売日: 2020/02/27
  • メディア: 単行本