趣味はことば集め!!! みっちーです。
ことばは人をやる気にさせるし、喜ばせたりもしてくれます。
それではさっそく、私の好きなことば紹介したいと思います。
今回のことば
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。
このことばを知ったきっかけ
このことばはサムエル・ウルマンという人の「青春」という詩の一部で、とある雑誌を読んでいたら出てきたことばです。
では、この詩の冒頭を引用しようと思います。
青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ちかたを言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。
(後略)
(角川文庫「青春とは、心の若さである。」より引用
ちょうど、私がなんでも年齢のせいにしていた時期であり、年をとっていくことを恥じていた時期でもあった。
そんなときにこの詩に出会い、私は考えが変わったのです。
年を重ねるということ
むかしは誕生日をむかえるのがうれしかったものです。ケーキを食べることができたし、プレゼントをもらうこともできた。
ただ、残念ながら、私の誕生日はクリスマスに近かったため、ケーキもプレゼントもクリスマスとセットでした。ふつうなら誕生日にケーキとプレゼント、クリスマスにケーキとプレゼントをもらえる。それなのに、わたしはそれが年に1回なのです。
ちょっと不公平だなぁと思いながらも、やはりプレゼントをもらうのはうれしかったものでした。
それに、子どものころは早く大人になりたかったで、なおさら年をとりたかったのです。
もちろん、いまでもお祝いのことばやプレゼントをもらうのはうれしい。ところが、年をとることに関しては、うれしいというよりは悲しい感じがする。
むかしだったら、
誕生日だ!!!
だったのに、いまは
ああ、また誕生日が来ちゃったなぁ。。。
という感覚です。
この気持ちが、年を重ねるということを象徴的にあらわしている気がします。
つまり年を取ることを恥じているんだと思います。なぜなら、年を取る=老いるということだからです。
もう、この年齢なり、疲れやすくなりました。老眼も進んできました。しわも多くなりました。
健康診断をすると、肉体にガタが来ていることを顕著に知ることになります。
年を取ると、そういう自分を否が応でも知ることになるのです。
このことばを知って思ったこと
さきほど引用した詩の冒頭は、こうです。
青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ちかたを言う。
この詩を知るまで、青春とは若さだと思っていました。 年齢で言うと13~20歳くらいまでかな。
部活に励んだり、受験勉強したり、恋をしたり、自分なりにいろんなドラマがありました。だから、私にとって青春と呼ぶにふさわしい時代は、中学生から大学生になった頃あたりだと思っていました。
ところが、サミエル・ウルマンの詩では、青春とは「人生のある期間ではなく、心の持ちかた」だというのです。
私が青春時代だと思っていたあの頃、実はそれは心の持ちかたの問題だったのです。
つまり、私がいまを青春だと思えば、そのまま今が青春時代となります。
老いについても同じ。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。
老いとは年齢の問題ではない。私の理想が失われたとき初めて老いるのです。
すなわち、私が「老いた」と思えば、それがそのまま現実となる。
老いと年齢は関係ないと言ったら言い過ぎかもしれないが、少なくとも気持ちの持ちかたが関係していることは事実です。
だから、年をとるにしたがって「老いたなぁ」と思うのはやめにしようと思います。
自分の気持ちの持ちかたによって、私はいくらでも若くなれるのですから!
まとめ
この考え方は、以前とりあげた
Age is just a number. (年齢なんてただの数字さ)
と似てるなぁと思います。
[参考]:Age is just a number:私の好きなことば
自分の年令に引け目を感じるのはもうやめて、堂々と生きていこうと思います。
なおサミエル・ウルマンの詩はこの本に載っています↓↓↓