「勝間式ネオ・ライフハック100」(勝間和代)の感想:圧巻のライフハック本だった!

勝間和代さんの本をむかしはよく読んだ。「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」とか「効率が10倍アップする新・知的生産術」とか、いろいろ読んだ。

 あの頃は勝間さんにあこがれる女性のことが「カツマー」と呼ばれ、そういう人が増えていたような気がする。

そして、今もなお勝間さんはブログが多くの方に読まれ、本を出版したら売れる人であり、精力的に活動されている方である。

その勝間さんのライフハック本が本屋さんに並んでいたので、思わず手にとってしまった。

すごくためになったので、今回感想を書いていくことにする!

 

 

著者紹介

 

著者

勝間和代(1968年生まれ)

経済評論家。

株式会社監査と分析取締役。

中央大学ビジネススクール客員教授

 

「勝間式超ロジカル家事」「勝間式超コントロール思考」など著作多数。

 

【オフィシャルサイト】勝間和代オフィシャルサイト

ツイッター@kazuyo_k

YouTube勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube

【ブログ】勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ

 

 

「勝間式ネオ・ライフハック100」の内容紹介

 

はじめに

【Chapter1】問題解決・目標達成ハック!

【Chapter2】時間管理ハック!

【Chapter3】インプット・アウトプットハック!

【Chapter4】お金ハック!

【Chapter5】思考法ハック!

【Chapter6】人間関係ハック!

【Chapter7】片付け・料理ハック!

【Chapter8】ヘルスハック!

 

こんな時代を生きるための考え方や実践方法から、お金に関すること、人間関係、お片付けや健康などの多岐に渡って具体的な方法が紹介されているライフハック本である。

 

 

感想

 

正直言って、圧巻のライフハック本だ。さまざまな分野に関する方法論が、理想論ではなく具体的な方法で書かれている。しかも勝間さんの体験に基づいたものだから説得力がある。とても参考になった。

 

考え方が参考になる

生きていると、毎日さまざまな問題のぶちあたる。それをスルーして生きていくのもいいのだが、快適に過ごすためにはやはり解決しておきたいところだ。

そこで勝間さんはマッキンゼーの考え方を紹介する。

問題が漠然としたままの状態を「海」に、具体的に小分けした状態を「ビーカーの海水」に例えて、「海は沸かせないけど、ビーカーの海水は沸かせる」

目の前の海を沸かせようとしても、当然沸かすことはできない。しかしビーカーで海水をすくえば、ビーカーの水は沸かすことはできる

それと同じで、大きな問題はそのままでは解決できないが、それを細かくしていけば解決しやすくなるわけだ。

 

これは大前提の考え方だなぁと思った。大きな目標も、大きな課題も、まずは小さな目標や課題をクリアしていくべきなのだ。

大きな問題点があったとしても、その問題を小分けにしていけば解決する糸口は見つかるはずだ。

この本を読んだ最初から、こんなことが書いてあり、目からウロコだった。

 

 

書いてあることが具体的だから何度も読んだほうがよい

 

たとえば「インプット・アウトプットハック」では「26」~「39」まで14コの方法が書かれている。

「正確で信用できる情報は人から集める」

「本を速くたくさん読むための3つのコツ」

「テレビのニュースは見ない」

「年収がアップする勉強をする」

などなど、項目がたくさんあるうえに、さらに深堀りして勝間さんの考え方や方法論が述べられている

これらを1回読んだだけで、到底実践できるわけがない。

ただ、やり方はかなり具体的に書かれているので、書いてあるとおりに実行すればよいだけだ。

10のうち2つか3つでもやってみて、また本を見直してはやってみるなど、繰り返し読んでやったほうがいいと思う。

 

 

ビジネスだけでなく実生活にも活かすことができる

思考法やインプット・アウトプット法、そして時間管理など、さまざまな分野についてビジネスで活かせそうな内容ばかりだ。

だが、それだけではない。この本には「片付け・料理ハック」「ヘルスハック」まで書かれている。

「仕事より家事に力を入れる」とまで書いてあり、家事の仕方にまで言及されている。

料理では「ホットクック」を買うようにおすすめしていて、さっそく私も「ホットクック」を見に行ってみた。

家の片付けや整理整頓、そしてダイエットについても自分の体験を踏まえて書かれている。

これらについても何度も読み直してみたいところばかりだった。

仕事にも家での生活にも活かせる本ってなかなかないと思う。

 

 

まとめ

 

すでに自分の仕事の方法やマインド、そして生活スタイルや習慣が確立している人は、この本を読む必要はないかもしれない。

しかし、何かしら改善したいと思っている人、または何からやっていいかわからない人は、まずこの本を読んでみるとよい。

それくらいこの本は参考になった。

何度も見返して読みたいと思う。