職場のドラマ好きに「トッケビ」を勧められて見てみることにした。
「トッケビ」という名称も知らないし、「トッケビ」ってどんなドラマを聞いてもいまいち説明がわからなかった。
それでも、一応見ることにしたわけだが、結果的にドハマりしまくり。
笑って、泣いて、悲しくて、感情がいろいろ揺れたドラマだった。
今回は、韓国ドラマ「トッケビ」の感想を書いていきたいと思う。
「トッケビ」情報
放送時期
2016年12月~2017年1月
韓国tvN
スタッフ
脚本:キム・ウンスク
演出:イ・ウンボク
主な出演者
コン・ユ(トッケビ/キム・シン役)
キム・ゴウン(チ・ウンタク役)
イ・ドンウク(死神役)
ユ・インナ(サニー役)
ユク・ソンジェ(ユ・ドクファ役)
視聴率
平均視聴率13.6%
最高視聴率19.6%(第16話)
最低視聴率6.7%(第1話)
あらすじ
高麗時代の英雄だったキム・シン(コン・ユ)は、若き王の嫉妬から逆賊として命を落とす。
その後、神の力によって“不滅の命”を生きる“トッケビ”となってしまったシン。彼を永遠の命から解き放つことができるのは“トッケビの花嫁”と呼ばれる存在ただ一人。
そして900年以上の時を経たある日、シンは女子高生ウンタク(キム・ゴウン)と出会う。
「トッケビ」感想
トッケビってなんだよ?!
って思って調べたら、どうやら朝鮮に伝わる精霊とか妖怪の類とのこと。WEBで調べたら鬼神という説明もあった。
日本的なイメージでいうとやはり妖怪みたいな感じなのかな?
だけど、ドラマを見てみたら全く妖怪という雰囲気はない。むしろイケメン。演じているコン・ユがイケメンだからしかたない。
しかも、やさしくておもしろい。
変な力でいろんなことができてめちゃめちゃ強いのに、か弱い心を持っていたりする。それがこのドラマでの「トッケビ」だ。
さらに「トッケビ」には死神も出てくる。
ところが、この死神も世間のイメージとはぜんぜん違う。まったく恐ろしい存在ではなく、むしろ人間にやさしかったりする。
しかも、こいつもイケメン。
トッケビと死神、このイケメン同士のやりとりがおもしろい。犬猿の仲だったのにだんだん友情が芽生えてくる。ときには敵対したりもしたが、おもしろい関係だった。
実は重い内容でありながら、ところどころユーモアがある二人のキャラクター、それがこのドラマの魅力であった。
二人のやりとりがかなりおもしろいので必見だ!
トッケビと花嫁のやりとりが微笑ましい
トッケビはもともとキム・シンという武臣だった。
王につかえる忠実でたのもしい存在である。ところが、王の側近の企みにより、謀反の罪になってしまう。
結局、キム・シンは無残にも部下の手によって剣で胸を刺され死ぬ。かなり切ない死に方をしてしまった。
ところが、ある日復活する。神のはからいにより胸に剣が刺さったまま生きていかなければいけないのだ。
そして、その剣を抜くことができるのはトッケビの花嫁だけ。トッケビの花嫁だけがその剣を見ることができて、触ることができるのだ。
その剣を抜くまではずっと生きていかなければならない。
永遠に生きるというのはよさそうに見える。
だが、まわりの者はどんどん年をとり、死んでいくのにトッケビは人の死ばかり見ながら生きていく。
それはすごく虚しいことだった。だからトッケビは早く剣を抜いてこの世からいなくなりたかった。
そんなところにあらわれたのが、チ・ウンタク。
彼女がトッケビの花嫁だった。
本当は早く剣を抜いてもらいたいのに、トッケビは本気で惚れてしまい、覚悟を決められないでいる。そんな状態で物語は進んでいくわけだ。
そのときの二人のやり取りがとてもおもしろく微笑ましい。
トッケビ特有のユーモアが散りばめられていて、おもしろくも微笑ましいやりとりがなんとも言えない。
さらにいうと、決して美人というわけではないチ・ウンタク役のキム・ゴウンがとてもかわいい。彼女の笑顔には何度もやられてしまった。
号泣必至!!!
人の死を扱うドラマなので、おもしろいだけでなく、泣けるシーンがある。
だが、今回は半端なかった。
最終回に向けて、物語はどんどん盛り上がっていく。そしてその盛り上がりが頂点に達したときに、私の涙腺は崩壊してしまった。
そんなことってある???
トッケビのとった行動で私は思わず声をあげて泣いてしまった。
そして、チ・ウンタクを見ていて、やっぱり泣いた。
数々のドラマで泣いたが、このドラマは3本の指に入るくらい泣いたと思う。
最後に
ソウルでは最終回の視聴率が20%を超えたというこのドラマ。やっぱりそれだけのことはあった。
ストーリーだけでなく、映像も美しいし、音楽もきれいで、見どころは多い。
残念ながら日本ではこのレベルのドラマはできないだろうなぁと思う。
それくらい完成度が高かった「トッケビ」、オススメのドラマだ。