いま話題の映画「ルックバック」。
原作も知らなくて、内容も全然知らなかったのですが、「すばらしい」という声が多かったので行ってみることに。
結論をいうと、スクリーンを見入ってしまうほどよかった。今回は、この映画の感想を書いてみたいと思う。
「ルックバック」について
公式サイト
レビューサイト(2024年7月18日現在)
フィルマークス:4.3(5点満点中)
ルックバック - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
映画.com:4.3(5点満点中)
あらすじ
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。
しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。
漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。
劇場アニメ「ルックバック」より引用
「ルックバック」の感想
この映画を鑑賞するにあたって、あらかじめ頭に入れておいた情報は「アニメ」ということと「上映時間58分」ということだけだった。それでも、「話題になっている」ということだけで興味を持った。
鑑賞してまず思ったのは、「58分なのにすごい込められてるなぁ」ということだ。
主人公の藤野と、その友だちの京本。かつて京本の才能に嫉妬らしきものを感じ、努力を重ねた藤野だが、あることをきっかけに友だちになり、一緒に道を歩むことになる。
しかし、そこから続くストーリーは、単なる友情物語でもなく、単なる成功譚でもなかった。
原作を知らない私にとっては衝撃的な展開。そして、心を持ってかれた結末だった。
ストーリーがよかったのはもちろんだが、絵もよかった。二人の表情や動きはもちろん、背景も。さらに音楽もよかったし、声で出演した河合優実さんも素晴らしかった。
なんか、まとめるといろいろよかった。
あのシーンのあれがよかったとか、このシーンのこれがよかったとか、友だちと観に行ってたらそんなふうに語れそうな作品である。
話題の作品ということも納得できた。
満足度
★★★★☆(5つ中4つ星)
こんなに話題になっているのも納得の作品だった。
原作も読んでみたいと思う。
まとめ
ストーリーはもちろんのこと、絵や音楽、声優さんまでいろんなところに見どころがあると感じてしまう作品だった。何度でも観たくなると思える作品だ。