最近、韓国ドラマにハマっている。
今更ながらと思いつつも、面白いのだから仕方ない。
「トッケビ」には号泣したし、「イカゲーム」ではかなりの胸糞悪さを感じさせてもらった。
正直、日本のドラマより韓国ドラマのほうがハマるなぁと思ってしまう今日このごろ。
ここらで、手をつけていなかった「梨泰院クラス」を見ておかなければなぁと思った次第だ。
そんなわけで、今回、「梨泰院クラス」の感想を書いていこうと思う。
「梨泰院クラス」情報
放送時期
2020年1月~3月
JTBC
Netflix(現在配信中)
原作
チョ・クァジン「梨泰院クラス」
演出
キム・ソンユン
主な出演者
パク・ソジュン(パク・セロイ役)
キム・ダミ(チョ・イソ役)
ユ・ジェミョン(チャン・デヒ役)
クォン・ナラ(オ・スア役)
キム・ドンヒ(チャン・グンス役)
アン・ボヒョン(チャン・グンウォン役)
リュ・ギョンス(チェ・スングォン役)
イ・ジュヨン(マ・ヒョニ役)
クリス・ライオン(キム・トニー役)
視聴率
最高視聴率16.5%(第16話・最終回)
最低視聴率5.0%(第1話)
平均視聴率11.8%
あらすじ
大都市ソウルの中でもひと際ホットな街で、小さな飲み屋を開店させた前科者の青年とその仲間たち。成功をつかむため、大物相手に無謀ともいえる戦いを仕掛ける。
「梨泰院クラス」感想
主人公パク・セロイが熱い!!!
この物語は、パク・セロイの復讐劇。相手は、韓国最大の外食産業である長家の会長チャン・デヒである。
チャン・デヒにより高校を退学させられ、またその息子グンウォンにより父を殺されてしまったセロイによる復讐がストーリーの根幹だ。
そのセロイがとても熱い。
彼は自分の信念を曲げず、目標に向かってゆっくりとしかし確実に進んでいくのである。
その信念から発せられる言葉もかっこいい。
たとえば第一話。弱い者いじめをしているチャン・グンウォンを殴って、チャン・デヒに謝罪するように迫られたとき
チャングンウォンに対する謝罪はできません。ひとつとして、申し訳ないとおもいません。それが私の信念で私の父の教えであり、これからもそうして生きていきたいからです。
と言ってのけるのだ。その結果、退学になってしまうのだが、そうなっても自分の信念を曲げないセロイはとてもかっこいいと思う。
こんな感じで、毎回のようにセロイの信念が見られ、それがよかった。
仲間思いのセロイ
もうひとつ、パク・セロイのいいところは仲間思いのところだ。
決して仲間を見捨てないし、仲間を信じている。
そして、たとえ部下が失敗をしたとしても、自分の責任だと言う。なんとも男気あふれる人ではないか!
肌の色が人とちがっても、性的にマイノリティであっても、セロイには全く関係ない。一度仲間になれば、それは彼にとっては家族なのだ。
さらにいうと、彼はご近所さんのような一度縁を持った人を大切にする。かなり懐の深い人間だといえる。
復讐だけではなく、ラブストーリーも進む
セロイにとって初恋の女性であるオ・スア。とてもきれいな人だ。
いつもブレないセロイは何年経っても一途にスアを愛し続ける。
ところが、そこにあらわれたのがチョ・イソだ。彼女はひょんなことからセロイを好きになり、彼に人生を捧げることになる。
この三角関係どうなるんだ???
それがとても気になっていた。
私個人としては、セロイとイソがくっついてほしいなぁと思って見ていた。二人ともお互いに信頼しあっているし、息もぴったりだからだ。
さらにいうと、私自身がチョ・イソのことを好きになっていた。めっちゃ頭がいいくせにセロイといるときはどこか人間くさくてかわいいからだ。
しかし、全くといっていいほどセロイのオ・スアに対しての気持ちが揺らがないのだ。
そして、物語はどんどん進んでいった。結末に向かって、この三角関係も終わりに近づいていったのだ。
このラブストーリーもなかなかよかったと思う。
最後に
人気ドラマ「梨泰院クラス」。
タイトルからどんな学園モノなんだろうと見始めたら、全く予想とちがって壮大な復讐劇だった。
物語のスケールも、主人公の人間のスケールも、どっちも大きかった。
なかなか満足度の高い作品の一つだということはまちがいないだろう。