韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」を見終わった

Netflixで配信されている韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」を見終わった。

1話が約80分で全20話だからちょっと長い。

しかし、内容がおもしろかったのであっという間だった気がする。

詳しい内容についてはWikipediaを貼っとくので気になったら読んでみてほしい。

ja.wikipedia.org

このブログでは、「ヴィンチェンツォ」の感想を簡単に書いていこうと思う。

 

そもそも「ヴィンチェンツォ」とは

「ヴィンチェンツォ」というのは主人公の名前で、ヴィンチェンツォ・カサノという。

聞き慣れない名前だが、これはイタリアの名前だからだろう。

彼は、イタリアのマフィア「カサノファミリー」の顧問を務める弁護士。その顧問のことを「コンシリエーレ」というらしい。

私は忘れていたのだが、どうやら映画「ゴッドファーザー」にもコンシリエーレという立場があったらしい。それでコンシリエーレはマフィアのボスの相談係で右腕的な存在だということだ。

そんなすごい肩書きの人がイタリアから韓国にやってきたというドラマである。

 

ちなみにヴィンチェンツォはもともと韓国で生まれ。しばらしくして養子に出されイタリアに渡ったので、血筋としては韓国人で韓国語もペラペラである。

マフィアの相談役だけあって、戦闘能力が高い。銃でも素手でもなんでもいける。力だけでなく頭もよい。しかもイケメン。

こんな完全無欠のような男が主人公のドラマが「ヴィンチェンツォ」だ。

 

シリアスでありコミカルである

強くて頭がよくてかっこいいヴィンチェンツォ。マフィアだけあって冷酷なことを呼吸をするようにやってのける。

それなのに、このドラマはコメディー要素が満載だ。

だからおもしろい。

 

ストーリーは基本シリアス路線だ。

大企業のバベルグループ、大手法律事務所のウサン、そして地検などの不正を暴きながら、弱き者に手を貸すヴィンチェンツォ。

特にバベルグループの影のボスがサイコパス的な存在。そいつがヴィンチェンツォにとっては大きな敵となる。

ときには人も死んでいき、その敵を訴えたりし、敵と戦っていくのが物語の本筋だ。

 

そもそも正義の味方になることや、弱者の味方になることがヴィンチェンツォの目的ではなかった。

クムガ・プラザというビルに眠る金塊を取りに来たのが本来の目的である。

しかし、クムガ・プラザがバベルグループに狙われたためビルを守っていたら、いつのまにかそこの入居者たちを信頼を関係ができてしまった。

その入居者たちとのやり取りがとてもおもしろい。

シリアスでハードボイルドなドラマになってもおかしくない内容なはずなのに、笑える場面がすごく多い。

それがメリハリとなってるため、このドラマは全然飽きない。

 

ヴィンチェンツォのかっこよさが際立つ

イケメンのヴィンチェンツォは、銃を撃つ姿がさまになっていたり、相手を殴り倒す姿がかっこよかったりする。

あんなのが目の前にいたらしびれてしまう。

だが、私が一番かっこいいと思っているのは、韓国語の中にときどき現れるイタリア語だ。

もちろん、イタリア語は全然わからない。

だが、決め顔で決め台詞のイタリア語は言われたときにはうなってしまう。

 

とくにかっこよかったのはこのセリフ。

Un diavolo scaccia l'altro

Netflixの日本語字幕では「悪魔を追い出すのは悪魔だ」となっていた)

悪魔のような行いをしている敵のボスを倒せるのは、悪魔である自分だと言いたいのだろう。

悪党が悪党を倒すというのもまたかっこいいものだ。

 

こうやって振り返ってみると、私のなりたい姿というのはヴィンチェンツォみたいな男なのかもしれない。

ていうか、男はみんなあこがれるものなのかな?

強くて頭がよくてかっこよくて、決め台詞が似合う男、そんな男にぜひなりたいものだ。

(無理だと思うけど・・・)

 

まとめ

ここに書いたのは感想のほんの一部である。

他にも、おもしろいところはいっぱいあって、出演者のみんながすごく個性的だし、恋愛要素もあったりしてどうなるんだろうと思ったりもする。

また、映像もとてもきれいで、撮り方の工夫も随所に見られる。

次が気になるようなストーリーの構成もすばらしい。

数え上げたらキリがないくらいいいドラマだった。

 

もちろんかなりオススメのドラマだ。

このブログを読んでくれた方で興味がある人はぜひ見てほしいなぁと思う