みっちー日記(Enjoy編)

楽しい人生の記録

「彼女はキレイだった」(韓国版)の感想:日本版よりふりきった感がある

2021年7月からフジテレビ系で「彼女はキレイだった」が放送された。主演は中島健人さんと小芝風花さん。

それがまたおもしろくて、毎週火曜日が楽しみだった。特に小芝風花さんがとてもかわいくて、ファンになるのに時間はかからなかった。

その後、9月になり早くも最終回、終わってしまって悲しいなぁと思っていた。時が経つのはあっという間だ。

 

そんなときに、ドラマ好きの人か、韓国の「彼女はキレイだった」はもっとおもしろいという。

「なに?もっとおもしろいのか?!」

それはもう見るしかない。Netflixで配信されているので、早速見ることにしたのだった。

今回は「彼女はキレイだった」(韓国版)の感想を書いてみたいと思う。

「彼女はキレイだった」情報

放送時期

2015年9月~11月

MBC

スタッフ・制作など

脚本:チョ・ソンヒ

演出:チョン・デユン

制作:BON FACTORY

主な出演者

パク・ソジュン(チ・ソンジュン役 主役、モスト副編集長)

ファン・ジョンウム(キム・ヘジン役 主役、モスト編集部のインターン

チェ・シウォン(キム・シンヒョク役 モストの記者)

コ・ジュニ(ミン・ハリ役 ヘジンの親友、ホテルの支配人)

視聴率

平均視聴率:12.2%

最高視聴率:17.2%(第11話)

最低視聴率:4.9%(第1話)

(韓国の全国視聴率 TNmS視聴率)

あらすじ

主役のひとりはヘジン。彼女は子供の頃、美人で優等生だったが成長して残念な姿になってしまった。ちょっとドジで見かけも残念なため何をやってもうまくいかない。

ある日、彼女のもとに一通のメールが届く。子供の頃に太っていていじめられっ子だったソンジュン(もうひとりの主役)が帰ってくるというのだ。

彼は幼い頃の親友だったのだが、海外に行くことになってしまい離れ離れになっていたのだ。

待ち合わせ場所に着いたヘジンは、イケメンに成長していたソンジュンを発見し、変わり果てた自分の姿を見せる勇気がなくなってしまう。そこで、親友で美人のハリに自分のふりをしてほしいと頼むのであった・・・

 

そんな感じで話は始まる。そこから、運命の糸が絡まり始めるのであった・・・。

 

「彼女はキレイだった」感想

やっぱり設定だね!

幼い頃に美少女だったヘジンが残念な女性になり、逆に太っていじめられっ子だったソンジュンがイケメンになって出会うというのはありがちな設定だ。

ただ、この話は、さらにひねりを加えたストーリーになっている。

かつて美少女だったヘジンは、久しぶりに見たソンジュンがあまりにもイケメンだったのでビビってしまったのだ。

それで、「こんな残念な女には会う資格がない」などとと思ってしまう。そして、なんと美人である親友ハリに替え玉をお願いしてしまうのだ。

ソンジュンは完全にハリをヘジンだと思って話が進むのだが、話はそれだけではない。モストという雑誌の編集部の人間として、二人は出会うことになり話がどんどんこじれていくのだ。

だから最初は見ていてちょっとキツかったなぁ。ドジなヘジンなソンジュンが辛く当たるのだ。もちろん幼なじみのヘジンだとは気づかずに。

そうやって話は進むのだが、状況はどんどん変わっていく。よくなったり悪くなったり、予想外の展開にもなっていく。そうやって2人の距離はだんだん近づいていった。その過程がなかなかおもしろかった。

 

役者さんがふりきっている!

韓国ドラマに出てくる俳優さんの演技力はすばらしい。日本版「彼女はキレイだった」はそつなくまとめられている感じだった。

ところが、韓国版はそれぞれの役がもっと派手だったような印象だ。

特にヘジン。日本版は佐藤愛を小芝風花さんが演じていた。小芝風花さんが演じると残念な彼女でもちょっとかわいらしい。

ところが韓国版のヘジンはちがう。演じているファン・ジョンウムさんがとても振り切った演技をしていた。酔っぱらいのヘジンはまるでドリフのコントのように酔っ払う。失敗をするシーンはかなり失敗をする。しぐさも大げさだ。そもそもブサイクに見せるメイクも本当にひどい。

また、日本版では佐藤愛を助ける先輩の樋口がとてもいい人だったのに対して、韓国版のキム・シニョクはいい人だったがかなりの変人でもある。その変人ぶりは日本の俳優さんではあまりやる人がいないなぁと思う。

総じて、韓国ドラマの俳優さんの演技力の高さをとても感じてしまった。

 

個人的にはミン・ハリをやった役者さんが好き!

日本版では佐藤愛の親友桐山梨沙を、佐久間由衣さんが演じていた。ショートヘアがとても似合っていて、きれいな女優さんだ。

一方、韓国版ではヘジンの親友ミン・ハリをコ・ジュニさんが演じている。

佐久間さんもきれいなのだが、コ・ジュニさんも負けないくらい美人さんで、ミン・ハリにかなりマッチしていた印象だ。

ショートヘアで、モデルみたいなスタイル。しばしば見せる唇を噛むしぐさがなかなかよい。

「彼女はキレイだった」というのは実はコ・ジュニさんのことじゃないのかと言いたくなるほどだった。

見ていて惚れるレベルだったと言っても過言ではなかった。

 

最後に

日本版もよかったが、正直いうと韓国版はもっとよかった。

もちろん、韓国版のほうが放送回数が多くて1話の時間も長い。必然的に話に厚みが出てくるのは当然だ。

そうであっても、韓国ドラマのすばらしさを味わうことができた。

ちなみに、「彼女はキレイだった」はMBC演技大賞で10冠に輝いているほどの作品だ。おもしろいわけだね。

このドラマをぜひおすすめしたい。