映画「ゴールデンカムイ」の感想:早く続きが見たい作品だ

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はっきり言って「ゴールデンカムイ」は、原作もアニメも見たことがなかった。

話題のマンガだったので、いつかは見てみようと思っていた程度だ。

 

だが、実写版にあたって私の推しのひとり山田杏奈ちゃんが出演するというではないか!

それは観に行くしかない。

 

そんなわけで、原作を4巻まで読んで予習。

そして、本日無事に実写版を鑑賞してきた。

 

正直言って、思ってたよりおもしろかった。

そこで、今回、「ゴールデンカムイ」の感想を書いてみようと思う。

 

 

ゴールデンカムイ」について

公式サイト

kamuy-movie.com

 

公式サイトは、けっこう手の込んだつくりになっている。

ついつい、いろんなところを覗いてみたくなる感じだ。

 

レビュー(2024年2月1日現在)

フィルマークス:4.0

ゴールデンカムイ - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

 

映画.Com:4.2

ゴールデンカムイ : 作品情報 - 映画.com

 

めずらしく、フィルマークスのレビューのほうが辛いなぁという印象。

 

あらすじ

舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。

日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。 そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。

囚人の刺青は全員で一つの暗号になるという。

そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシㇼパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは、行動を共にすることに。

映画『ゴールデンカムイ』公式サイトより抜粋)

 

不死身の杉元を山崎賢人さん、アイヌの少女アシㇼパを山田杏奈さんが演じる。

 

ひょんなことから、北海道に金塊があることを知った杉元。

その金塊のありかは刑務所の囚人に掘られた入れ墨に示されているという。

 

囚人たちを探そうとする杉元にヒグマが襲う。

そこに現れたのがアイヌの少女アシㇼパ。

彼女は杉元を救う。

 

その後、二人は行動を共にし、金塊を探しにいくという流れに・・・。

 

 

ゴールデンカムイ」の感想

シンプルにおもしろかった

まず思ったことが、原作と同じように楽しめたということ。

最初の二〇三高地の戦いのシーンなんて、原作以上の迫力で圧倒された。

どちらかというと、実写版は原作よりアクション重視かなって印象。

でも、そのせいで、時間が経つのが早かったように感じる。

 

ロケをどこでやったのかはわからないが、雪山の様子がとてもきれいだった。

そのなかで、アイヌの村に行くわけだが、村の様子がとてものどかでよい。

この作品を観るまでアイヌの文化にはまったく興味がなかったが、知りたくなってしまった。

 

出演者もすごく豪華で、そのせいかキャラがとても強い。

それもまた楽しめた要因なのかもしれない。

続編が出るなら(出ないと不満しか残らないが)、早く出てほしい。

 

ただ、ちょっとだけ不満もある

まず、途中すぎること。

やっと序章が終わったって感じかな。

しかたないといえば、しかたないのか。

これ以上盛り込んだら、ストーリーを削らなきゃならなくなるからね。

 

それから、食べるシーンが少なかったように思う。

食はアイヌの文化のひとつで、それが少なかったのは残念。

でも、動物を殺して食べるシーンは残虐に映るので、これもしかたないといえばしかたない。

 

大自然のめぐみに感謝して、ありがたく動物の肉をいただく、

原作を読んで、そういうシーンに感銘を受けたんだけどなぁ…。

 

 

印象に残ったところ

 

山田杏奈ちゃんがかわいくて、山崎賢人さんがかっこいいなぁというのが全体を通しての印象。

ただ、個々にも印象的なシーンがいくつかあった。

 

まず、山崎賢人さんの肉体。

お風呂のシーンがあって、山崎賢人さんの上半身が映るのだが、とてもがっちりしていた。

筋肉がしっかりしていて、本当にかっこよかった。

男でも惚れ惚れするくらい。

 

そして、山田杏奈ちゃんの変顔

はじめて見た味噌を「おそま(うんこ)」と言って、とてもいやな顔をする杏奈ちゃん。

そのときに見せた変顔がとてもかわいい。

原作のアシㇼパってとてもかわいいのだが、杏奈ちゃんはアシㇼパ役にぴったりとあっていると思う。

それにしても、変顔がかわいいって、本当に可愛い証拠だよね。

 

鶴見中尉の脳汁。

戦争で前頭部の頭蓋骨が吹き飛んだ鶴見中尉。

おでこに変なカバーをつけてるのだが、たまに脳汁が垂れてくる。

その垂れ具合がとても気持ち悪い。

鶴見中尉自体が不気味な存在なのだが、この脳汁がいっそう不気味さを増しているといってよい。

鶴見中尉を演じた玉木宏さんの演技は脱帽ものだ。

 

脱獄王の白石がギャグっぽい。

原作での白石はやや強面。

でも、白石を演じた矢本悠馬さんは優しい表情だ。

そのせいで、いろいろギャグっぽくなっている。

彼が登場するシーンはなんだかほんわかする。

 

無表情の月島

原作で登場したっけ?

ってくらい月島は存在感がないのだが、実写版ではちょっと目立っている。

原作にはない杉元との戦闘シーンだが、それが無表情でこわい。

まるでロボットみたいだった。

月島を演じた工藤阿須加さん、感情を出さない演技をしていたんだろうね。

 

以上が、個々のキャラで印象に残ったシーンだ。

物語の本筋ではない部分で印象に残るくらいキャラが立っていたのだろう。

 

 

最後に

 

この作品自体、テンポがよくておもしろくて、観てよかった。

とはいえ、まだほんの序章にすぎない。

原作を知らない人にとっては、途中感がすごかっただろう。

 

今後どうなるのか、とても楽しみにして、続編を待ちたい。