みっちー日記(Enjoy編)

楽しい人生の記録

「ミステリと言う勿れ」の感想 久能整くんの魅力全開の広島編だった

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わたしと「ミステリと言う勿れ」との出会いは月9だった。

菅田将暉さん主演で、わたしがけっこう好きな俳優さんだし、ファンである伊藤沙莉さんも出演するということで、視聴することにしたのだ。

 

タイトルの意味は、「ミステリーって言わないで」ということだろうが、視聴してみたらふつうにミステリー。

たしかに、ミステリーというにはちょっと軽い感じもしないでもないが、でも謎解きものにはかわりない。

菅田将暉さんの演技もすごくいいし、共演している俳優さんも個性的な演技をしている。

内容もおもしろい。

 

そんなわけで、月9で放映していた3ヶ月は毎週楽しんで視聴していた気がする。

 

あれから1年半、今度は「ミステリと言う勿れ」が映画版として帰ってきた。

ドラマ版を楽しんだわたしとしては見ない手はない。

さっそく映画館まで足を運んでみたわけだが・・・

 

やっぱりおもしろかった!!!

 

ということで、今回は「ミステリと言う勿れ」の感想を書いていこうと思う。

 

 

「ミステリと言う勿れ」について

公式サイト

not-mystery-movie.jp

 

公式サイトを覗いてみたら、内容はもりだくさんだった。

とても興味をそそられるつくりになっている。

 

レビューの平均(2023年9月24日現在)

【フィルマークス】 4.0

ミステリと言う勿れ - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

 

【映画.com】3.9

ミステリと言う勿れ : 作品情報 - 映画.com

 

あらすじ

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路(永山瑛太)の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路(原菜乃華)と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新音(萩原利久)、赤峰ゆら(柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴(松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった…
次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>。
そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった――― 。

映画『ミステリと言う勿れ』公式サイトより引用

 

物語の発端は遺産相続を巡るもので、そこから謎解きが始まる。

そして、莫大な遺産を巡って、兄弟で血みどろの争いが始まるのかと思いきや、この物語にはもっと深い話が隠されていたのだった・・・。

 

「ミステリという言う勿れ」の感想

ドラマ版は比較的、高評価だった。

わたし自身も楽しんだが、もっとインパクトはほしかった気もする。

 

でも、映画版はドラマにくらべ、より満足度が高かった。

それというのも、やっぱり菅田将暉さんが演じる久能整くんに磨きがかかっていたからだ。

ていうか、やっぱり久能整くんは最高だった!

 

人から親切にされようとも、自分がイヤならしっかり断ってしまう協調性のなさ、やさしさを論理的説明で見せてしまうところ、なにより、久能整が見せる洞察力・・・などなど、久能整の魅力が満載だ。

 

久能整の魅力はなんと言ってもしゃべりだ。

自分の推理を述べているときも、人をなぐさめているときも、同じように彼はしゃべる。

とても理屈っぽいのだけれど、そこがとてもいい。

原作は読んだことないのだが、久能整のセリフを集めて名言集をつくってもいいくらいだ。

 

例えば、この作品では、子どもの心をセメントに喩えていた。

子どもって乾く前のセメントのようなもので、そこに何かを落とすと跡が残るというようなことを言う場面がある。

だから、子どもにはうかつに変なことを言ったり、変な体験をさせてはいけない。

大人になっても傷跡は残るからだ。

 

わたし自身、子どもの頃に、親にいろいろ言われたことが、いまだでも心に残っている。

そしてわたしは親に褒められた記憶がない。

多分劣等感の塊として育ってしまったのはそのせいだ。

だから、この映画を観て、久能整の言ったセリフを聴いたときに心に響いてしまったのだ。

 

それくらい、彼のことばは心に残るものが多い。

 

あとは、やはり、原作ファンにも評価が高いといわれている「広島編」だけあって、ストーリーもよい。

狩集家の遺産相続というありがちなミステリーに見せかけて、「そう来たか」と思わせるような展開に、いい意味で期待を裏切られたような感じだった。

 

そして、物語が終わったときには、ほんわかとした気持ちになる。

これは「ミステリと言う勿れ」独特の空気から来るものだろう。

ここは、一般的なミステリーとは一線を画す部分だ。

 

ちなみに、わたしはミステリーが好きなのだが、犯人を当てるのが苦手だ。

今回も、真相を知ったとき「そうだったのかぁ」と驚いてしまった。

ミステリー的なものを鑑賞するときに、この鈍さがとても役に立つ(笑)

 

ともかくも、わたし的にはとても満足度が高かった作品だといえる。

 

最後に

ストーリーよし、菅田将暉さんの演技よし、ということで、何度もいうがこの作品の満足度は高かった。

とかく、人はテレビドラマの劇場版を、「テレビでいいじゃん」と言いがちだが、わたしはこの作品を映画館で観ることができてよかったと思う。