松岡茉優さんが連続ドラマの主人公になる!!!
そんなニュースを目にしてとても楽しみにしていた。しかし、そのあとにあのような暗いニュースを聞くことになるとは思いもよらなかった。
三浦春馬さんの突然の死、このことは世間を同様させた。「なぜなの?あんなに活躍していたのに」と誰もが思っていたはずだ。
日本中が衝撃と悲しみに包まれた。
当然、出演が決まっていた「おカネの切れ目が恋のはじまり」もお蔵入りになるだろうと多くの人が思っていただろう。ところが、ストーリーを半分に縮めて放映されることとなる。
たった4回の連続ドラマ、しかし密度がとても濃かった。
今日は「おカネの切れ目が恋のはじまり」の感想を書いていきたい。
「おカネの切れ目が恋のはじまり」情報
放送時期
2020年9月~10月
TBS系「火曜ドラマ」枠
スタッフ
脚本:大島里美
音楽:大間々昴
プロデュース:東仲恵吾
演出:平野俊一、木村ひさし
製作著作:TBS
主な出演者
三浦翔平
星蘭ひとみ
視聴率
平均視聴率:10.5%
最高視聴率:11.6%(第1話)
最低視聴率:9.1%(第2話)
「おカネの切れ目が恋のはじまり」内容
中堅おもちゃメーカーの経理部で働く主人公・九鬼玲子(くき・れいこ)は、とある過去が原因で「清貧」という価値観で生きるアラサー女子。金銭感覚が独特で、お金の価値ではなく、自分が愛する“モノ”の本質を大切にして暮らしている。
その玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司・猿渡慶太(さるわたり・けいた)は、「浪費」にかけては天賦の才能を持った男。営業部に在籍していたが、浪費のしすぎで玲子がいる経理部に異動になる。
そんな金銭感覚が両極端な、「清貧女子」と「浪費男子」が出会い、ひょんなことから鎌倉にある玲子の実家に慶太が住み込むことになり…。
清貧思想を重んじる九鬼玲子、浪費ばかりする社長の息子猿渡慶太。
猿渡が経理部に異動になり相反する2人が一緒に仕事をすることになった。しかも、猿渡は九鬼玲子の実家に住み込むことになったのだ。
この物語、いったいどうなるのだろうか・・・、って感じのスタートだった。
「おカネの切れ目が恋のはじまり」の感想
三浦春馬さん、おつかれさま。そして松岡茉優さんをはじめとする出演者の方々とスタッフのみなさんにお礼を言いたくなるようなドラマだった。
三浦春馬さんがとても素敵だった
このドラマを見ている間、亡くなったことなど全く信じられないくらい、三浦春馬さんは素敵だった。
なにが素敵って、あの演技、やっぱり彼はすごい男だったよ。
お金を浪費するただの社長のバカ息子を演じるのかと思いきや、自分の理想を胸にいだき少年のようなピュアな心を持った男を演じきったのだ。
あのピュアな笑顔、正直でまっすぐな心、三浦春馬さんの最後の役が猿渡慶太で本当によかったと思う。
あんなにいい笑顔が見れたんだから。
演技派の松岡茉優さんの存在
三浦春馬さんの相手は、演技力の優れた人しかできない。そしてやっぱり松岡茉優さんはすごかった。
たぶん、脚本を書いた大島里美さんのイメージ通りに演じきったのではないだろうか。
彼女もまた、九鬼玲子という心に闇を持ちつつお金にポリシーを持った女性を上手に演じていたと思う。
そして、いちいちかわいいかった。ひとつひとつのしぐさがよかった。ふりむくとき、ギョッとするとき、悲しむとき、とまどうとき、気合が入るとき、すべてよき!って感じだ。
松岡茉優さん、映画だけでなくドラマもどんどん出てほしいな!
最終回が泣けた
本来ならば、全8回となるはずのドラマ。しかし、あのような状態になり全4回に。
第4話ほとんど三浦春馬さんが出演されてなくて、「ああ、このときはもういなかったのか」とまざまざと視聴者に感じさせてくれた。
しかし、お父さん役の草刈正雄さん、お母さん役のキムラ緑子さん、そして松岡茉優さん、みんなのセリフが役を通じて三浦春馬さんに向けられたものだというのは多くの人が感じ取ったと思う。
本来ならばそんなに悲しい話ではないのに自然に泣けてしまった。
特に、最後の松岡茉優さんのシーン、これは今このブログを書いている瞬間も思い出すと涙が出てしまう。
出演者のみなさんもスタッフのみなさんも、とてもつらかったはずだ。それでもああやってひとつのドラマをつくってくれて、ファンにとって、とてもありがたいものだ。
製作にたずさわった皆さんに、本当に感謝したい。
まとめ
第4話をどのようにまとめるのかと思ったら、とてもきれいにまとまっていた。涙がとまらなかった。
三浦春馬さん、私はあなたのような素晴らしい俳優のことを忘れることはないでしょう。どうかやすらかにお眠りください。