なかなかうまく撮れないなぁと思う花は曼珠沙華。
撮影後に、「これぞ会心の一撃!!!」となったことがない。
しかし、懲りずに今年も撮影に出かけるわけである。
今年は埼玉県日高市の巾着田。
以前、わたしは埼玉県に住んでいたので、巾着田には春の桜とか秋の曼珠沙華を見に来ていた。
でも、それもけっこう前のことなので、巾着田に来るのはかなり久しぶりだ。
最寄り駅は西武秩父線「高麗駅」。
お世辞にも活気があるとはいえない場所だ。
こんなのがあったので、読んでみた。
どうやらこの地には、むかし高句麗(今の朝鮮半島)という国から多くの人が移り住んできたらしい。
日本では、高句麗のことを高麗(こま)といっていたので、この地を高麗というようだ。
ホームの脇にも曼珠沙華がいっぱい咲いていた。
巾着田という地名を始めて聞いたときは、変な地名だと思った。
由来はその形。
高麗川が蛇行して巾着袋のような形になったらしい。
右の図の赤い部分が曼珠沙華が咲いているところだ。
けっこう広い範囲で咲いている。
やっぱりここは曼珠沙華推しが強いようだ。
入り口には人がいて、500円を払うと中に入れる。
入る前に河原を眺めていたら、ここにも曼珠沙華。
とても神秘的な形をしている。
群生地は辺り一面赤くなっていた。
赤い波のように群がっている曼珠沙華。
一本一本の茎に、ひとつだけ花が咲いている。
少しではあるが、白やピンクの曼珠沙華もあった。
白い曼珠沙華はなんとなく気品があり、ピンクの曼珠沙華はかわいい感じがする。
ちなみに曼珠沙華ということばは、サンスクリット語から来ているらしい。
仏教の経典である法華経由来で、「天上の花」という意味があるという。
なんとなく高貴な感じがする花だ
けっこう歩き回った。
お天気もよくならかったので、帰ることにした。
撮り鉄みたいに電車を撮ってみた。
西武秩父線を斜め前から。
ということで、自分的にはあまりうまく撮れなかったが、また来年も曼珠沙華の撮影をしにいこうと思う。
【アクセス】
バス:JR高麗川駅から国際興業バス、高麗川駅経由飯能駅行に乗り「巾着田」下車徒歩約3分
あるいは西武池袋線飯能駅から国際興業バス、高麗川駅行・埼玉医大国際医療センター行に乗り「巾着田」下車徒歩3分