みっちー日記(Enjoy編)

楽しい人生の記録

「東京ラブストーリー」(1991年):感想 カンチが最低なのかリカが重いのか・・・

あの頃の月9はドラマ全盛期だったと言える。

 

1991年、このドラマを見るために月曜の夜は繁華街から人が消えたほどだった。

 

それが「東京ラブストーリー」。

 

久々にこのドラマを見たので、感想を書いてみようと思う。

東京ラブストーリー」情報

放映時期

1991年1月~3月

フジテレビ系「月9」枠

 

スタッフ・制作など

原作:柴門ふみ

脚本:坂元裕二

主題歌:小田和正ラブストーリーは突然に

プロデューサー:大多亮

制作:フジテレビ

 

主な出演者

鈴木保奈美

織田裕二

江口洋介

千堂あきほ

西岡徳馬

 

視聴率

平均視聴率:22.9%

最高視聴率:32.3%(第11話、最終回)

最低視聴率:18.2%(第4話)

東京ラブストーリーが放送される月曜の夜は街からOLが消える」と言われるくらいの大ヒットだった。

 

 

東京ラブストーリー」あらすじ

 

永尾完治を「カンチ」と呼ぶ同僚の赤名リカは、自由気ままに生き、まっすぐに恋をする。リカから想いを寄せられ、最初は戸惑っていたカンチもリカに惹かれるが、同郷の同級生である三上健一と関口さとみとの三角関係が絡み合い、恋は複雑に展開していく。

東京ラブストーリー - Wikipediaより引用

 

愛媛から東京に出てきて、カンチが最初に出会ったのが赤名リカ。

 

リカの積極的なアプローチと真っ直ぐさに惹かれ、2人はつき合うことに。

 

しかし、愛媛時代の同級生の三上やさとみも交えて、4人の人間関係は複雑になっていく。

 

もつれにもつれ、カンチとリカ、2人の恋はどうなってしまうのか・・・

 

という話。

 

 

東京ラブストーリー」の感想

 

感情移入の度合いが半端なかった!!!

 

30年くらいの年月を経て久しぶりに見た「東京ラブストーリー」は、さすが高視聴率をとっただけはある展開だった。

 

なんといってもドラマへの没入感が半端なかった。自分もドラマのメンバーの一員になったつもりで見ていたので、いろいろ感情移入しちゃっいました。

 

さて、特に気になったところをあげていきます。

 

人間関係の複雑さがおもしろい

言い方に語弊があるかもしれないが、このドラマのおもしろさは人間関係の複雑さである。

 

カンチはもともと関口が好き

リカはカンチにぞっこん

関口は三上のことがずっと好きだった

三上は関口のことが好きなくせにいろんな女に手を出していた

 

さらにカンチと三上と関口は仲良し三人組で

リカはその3人と仲よくなった。

 

遠慮や誤解で、お互いに気持を打ち明けられずに大人になってしまった3人が、くっついたり離れたりしていく。

 

「せっかくうまくいったのに、そうなっちゃうの?」の連続だ。見ているほうとしては本当に焦れったい。

 

特にカンチがやさしさからなのか、ハッキリしていないのが、私としては妙にムカついてしまった。ドラマを見ながら何度「カンチ~ヽ(`Д´)ノプンプン」となったことか

 

でもそういうところが、ストーリーをドラマチックにしていったのだと思う。

 

赤名リカはカンチにとっては重かったようだ

鈴木保奈美さんが演じる赤名リカがとてもかわいくて惚れるレベルだった。私だったら関口でなくリカを選ぶ。

 

リカは自由奔放で天真爛漫、ちょっと常識では計れない性格かもしれない。みんなのいる前で大声で「カンチ!」と呼んだり、「愛している」と言ったりと、彼氏だったらちょっと引くともあるだろう。

 

でも、一番いいのは一途なところだ。彼女は出会ったときからずっとカンチに一途だった。自分奔放な彼女も恋愛はマジメなのだ。

 

そして、カンチのいいところも悪いところもわかったうえで、カンチとつきあっているところがよい。

 

後半は、カンチがなんとなく関口のことを気にかけていた。つきあっているのに、他の女のことを考えるカンチ。そんな最低のカンチであっても彼の気持ちを優先してあげるところはふつうの女性ではできないことだ

 

ただ、この愛がカンチに重すぎたらしい。途中で荷が重くなっていくのだった。まあ、そこも私から見たらダメ男だと思うんだけどね。

 

さて、もう一度言うが、私だったらまちがいなく赤名リカを選ぶ。会社で大声で呼ばれたり、「愛してる」と言われても、私は許せると思う。

 

主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」がよかった

ドラマのエンディングが近づきそうになると、チャカチャーンとギターの音が流れ、前奏が始まる。

 

そして「何から伝えればいいのか・・・」と小田和正の高くて透き通った声で歌が始まる。

 

ストーリーがクライマックになっていくと、歌もサビになり「あの日、あの時、あの場所で、君に会えなかったら・・・」となり、歌もクライマックに。

 

この絶妙なメロディーと歌声はなんですか!?

 

この頃の月9って、主題歌とドラマの展開がすごく合っていてとてもよかったなぁ。

 

その中でも、小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」は秀逸だったと言えよう。

 

 

まとめ

 

1991年に社会現象まで巻き起こした「東京ラブストーリー」。2020年になりあらためて見てみたが、まったく色あせていない感じがする。

 

むしろ、あのときはドラマが全盛期だったと思い出したくらいだ。

 

この没入感が半端ないドラマ、まだ見たことがない人はぜひ見てほしいと思う。