子どもの頃、お好み焼きというとテンションがあがった。高級料理でもないのにめったに食べない。
なのにお肉のようにテンションがあがる、それがお好み焼きだった。
だが、私の知っているお好み焼きは関西風で、実は、お好み焼きには広島風があるというのを学生の頃に知ることになる。
大学3年生の頃、私は友達とアルバイトを探していて、偶然広島風お好み焼き屋さんで勤めることになった。店長がそんなにいい人だったというわけではないが、お好み焼きはおいしかった。
私は、大学3年生の頃、そこでお好み焼きを焼き続けた。1日に何十個もお好み焼きを焼いたのだ。もちろん、自分で焼いて自分で食べたこともある。広島風は関西風とはちょっとちがったおいしさがあるのだ。
ただ、やはりこっちのお店は関西風が多いような気がする。お好み焼きといえば関西風がふつうなのかな!?
ところで、今回行ったお店は広島風お好み焼きやさんだった。行った時の様子を書いてみようと思う。
お店の様子とお好み焼き
お店の場所は東京駅八重洲口方面、一番街。そこには北は北海道、南は九州までの全国各地から集まった名店が並んでいる。
そして、八重洲口のほうを歩いていると、一番端のほうに「電光石火」というお好み焼き屋さんがある。
ここは券売機で先に食べたいものを選ぶシステムだ。
いつもなら、一番上の列から食べたいものを選ぶのだが、今回はなぜか「たっぷりチーズ」というのに惹かれてボタンを押してしまった。
出てきた券をお店の人にわたすと、席を案内してくれる。
席の目の前にはこんなふうに飲み物のメニューがあるが、わたしはすでに券売機で飲み物も注文してしまった。
はい、ハイボール!!!
炭酸がシュワシュワしていた。
お好み焼きは厨房で焼いたものを持ってきてくれるので、飲みながら焼き上がるのを待つしかない。
待つこと10分くらいかな。お好み焼きが到着した。
上はオムレツみたいにたまごでおおわれていて、そのうえにオタフクソースが塗られている。
見た感じからしておいしそうだ。
お好み焼きと一緒に持ってきてもらったヘラで半分に割ってみる。すると中には焼そばがつまっていた。
ちなみに券をお店の人に渡すときに、焼きそばかうどんか聞かれる。私は焼そばを注文したので、当然中身は焼そばだ。
広島風お好み焼きはヘラで食べるのが基本らしい。焼き立ては熱いが、これをふうふうしながら食べるのがツウらしい。
こうやって、小さく一口サイズに切って、口の中に放り込む。その繰り返しだ。もくもくと切っては食べ、切って食べ、としていく。
ようやく半分食べた。けっこう量が多いなぁ。
さあ食べるぞ!
あと4分の1!
こんなふうに、だんだん小さくなってくるとなんとなく名残惜しい気もする。やっぱりお好み焼きはおいしいからね!
それにしても上に乗っかってるたまごは見事だなぁ。
広島風は、一番下にお好み焼きの生地があり、そのうえにキャベツやもやしなどの野菜、そして焼そば、一番上がたまごといった感じだ。
ちょっと量は多かったけど、完食した。おいしかったので、また食べに来たいと思う。
お店の場所
JR東京駅八重洲地下中央口改札を出てすぐ。
一番街を歩いていくとラーメンストリートの向かいに見えてきます!
ぜひ行ってみてください。