最近、ローランドさんの本を読んだのだが、きっかけはTwitter。
フォローしたい有名人を探していたらローランドさんが引っかかり、遅ればせながらツイートを拝見した。
そうしたら、なんとエレガントなツイートだこと!!!
たとえば、この質問箱の「今人生のドン底です」に対して
エレベーターの最低階には上へ行くボタンしかない。
— ROLAND (@roland_0fficial) September 22, 2020
後は君がボタンを押すだけだ。 pic.twitter.com/8gXc3wZQO7
答えがなんともすばらしい。こんなすばらしい答えのオンパレードが、ローランドさんのTwitterで見られる。
そしてさらに、昨年、本を出版していることも知り、さっそく買ってみることにした。
それがこちら
当然、この本もよかった。 はっきり言ってしびれた。
そこで、今回は「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」の感想を書いてみようと思う。
著者紹介
著者
ROLAND(ローランド)
1992年7月27日生まれ。東京都出身
ホスト、ファッションモデル、タレント、実業家。
現代ホスト界の帝王と称される。
ローランデール株式会社会長および株式会社シュヴァルツ、株式会社ROLAND ENTERPRISEの代表取締役社長を務める。
現在は現役ホストを引退し、独立した。
内容紹介
プロローグ
ローランドの名言 哲学
ローランドの名言 美
ローランドの名言 愛
ローランドの名言 仕事
ローランドの名言 人生
ローランド 珠玉の名言集
ローランド氏をより深く知るためのQ&A
エピローグ
プロローグに
この本は、編集部の方が選んでくれた名言を俺が解説するというかたちをとっている
とあるように、この本はローランドさんの名言集だといってよい。
ローランドさんの考え方がことばとして具体化されて、名言として世に生み出されたのだ。
本書を読むと、ローランドさんのものの考え方がよくわかる。
感想
この本は、ローランドさんの男の美学満載の名言集だ。ローランドという男は唯一無二の存在であり、自分の信念に基づいて生きていることがよくわかる。彼の生き方は本当にかっこいい。
いくつか印象に残った名言をあげて、感想を言っていきたい。
世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か
この本のタイトルにもなっている名言、「俺か、俺以外か」。これは、相当自分に自信がないと言えない。
しかし、ローランドさんは幼少の頃から自分を特別な存在だと感じていたそうだし、どこにも属したくなかったようだ。だからこそ、「俺か、俺以外か」と言えるのだろう。
この言葉、ローランドさんの生き方そのものを表している。
はやりのものがあればみんながそれに飛びつくし、みんなと同じではないと不安になる、それが今の世に生きる人たちだ。
だから、みんな同じ。
でもローランドさんはちがう。唯一無二の存在を自負しているわけだ。
私も、わが道を行く存在でありたいと思った。
年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?
ローランドさんは
どれだけ生きたかよりも、どう生きたかが人を決める
と考えている。
だから年齢なんて関係ない。 年齢分の時間より、どれだけ濃密に生きたかが大事だ。
日本人は年齢を気にしすぎる傾向がある。先輩・後輩のけじめもしっかりしているし、年上の人を敬うという礼儀もしっかりしている。
だからと言って、年上というだけでえらいというわけではない。やはりそこには経験というものがなくてはならない。
私もたくさん年齢を重ねてしまったが、濃い経験の積み重ねはなかったように思う。
年齢なんて関係ない。どう生きるか、それが今後のテーマだ。
自信を持てとは言わない。自信のあるフリをしてみな!
ふだんから自信を持てないでいる私。そんな私に響くことをローランドさんは言う。
人を魅力的にさせる最も大切なツール。それは自信だと思っている。
自信のない人間には誰もついていかない。自信のない人の言うことなんて説得力もないし、聞きたくもない。
逆に、自信のある人の話は説得力もあり、ついて行きたくなる。
やはり自信は大切だ。
ただ、そうは言っても、自信は経験に裏打ちされるもので、なかなかすぐにはつかないものだ。
そういう人に、ローランドさんはこうアドバイスするそうだ。
自信のあるフリでいい。自信のあるフリを頑張ってやってごらん
まずは形からでいいから、背筋を伸ばして堂々としているのがよい。
とにかく自信があるように見せることが、自分を魅力ある人間に見せることにつながる。
このことばは私にとって金言である。
最後に
ローランドさんの名言を3つだけ紹介した。
もちろんそれだけではない。もっとたくさん例をあげたかったわけだが、キリがなくなる。
しかたないので3つだけにしたわけだ。
この本を読んで、私は、もっと自分を前面に出していこうと思った。私は世の中に遠慮しすぎている。
人に合わせようとしすぎているのだ。
もっと自分の思い通りにやってみよう。もっととがってみよう。
そう思った。
「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」は、私にとってバイブルとなりそうな本である。