ダノンスマッシュが国内のG1レースを初勝利! 高松宮記念2021レース回顧

2021年の高松宮記念はいいレースだった!

そもそも、1200mのレースは予想しにくい。あっという間に終わってしまうし、ゴール前も混戦というイメーシだ。

 

とりあえず、今回のレースの予想をこのように立ててみた。

 

前走の阪急杯を1分19秒2のレコードを出して優勝したレシステンシアを本命とした。

マイルチャンピオンシップこそ8着と惨敗だったが、休み明けで初めての古馬相手なので、ここはそんなものだろうと思った。

そして前走は堂々とした勝ちっぷりだ。久々のG1制覇もいける雰囲気だ。

そんなわけで、レシステンシアが優勝だろうと予想した。

 

対抗は、ダノンスマッシュ。こちらも実績としては優勝してもおかしくない。

前走は香港スプリントで優勝、その前もスプリンターズステークスで2着だ。

他に、重賞のセントウルS京王杯SC等の短距離戦を制していて、いまノリにのってるスプリンターと言ってもいいだろう。

またロードカナロア産駒というのも、このレースを制するのに相応しい気がした。

レシステンシアを負かすとしたらこの馬しかないかなぁ、と思った。

 

ただ、近年の高松宮記念は荒れている。しっかりと穴馬対策をしておかなければ!

ということで、穴はサウンドキアラだと予想した。

1200mは初挑戦であるものの、1600mや1400mでは実績を出している。

G1での勝ち星はないが、昨年のヴィクトリアマイルはあのアーモンドアイについでの2着だ。強くないわけがない。

雨で馬場がよくないのも好材料だ。

もしかしたら2着争いにくい込んでくる可能性もあるなぁと感じた。

 

というわけで、あとはレースを待つのみとなったのだった。

 

 

 

ゲートが開いてまず行ったのが、モズスーパーフレア。そのまま逃げていく。

意外なことに、レシステンシアは少し抑えた形になった。

 

モズスーパーフレアがそのままレースを引っ張り、前半600mは34秒1の平均的な流れ。

第4コーナを回ったところで、内ラチ沿いを進んだモズスーパーフレアが2馬身ほどリード。

 

残り200mあたりでもまだモズスーパーフレアがリードしていたが、真ん中あたりからインディチャンプ、外側からダノンスマッシュがあがってきた。

4頭がそのまま進んでいき、やがて外のレシステンシアとダノンスマッシュが競り合う。そしてゴール前、わずかの差でダノンスマッシュが競り勝った。

 

雨のため重馬場となり、レシステンシアが望むスピードの競馬ができなかったのが敗因かもしれない。

 

勝ったダノンスマッシュは、国内のG1初制覇。3度目の正直の末の勝利だった。上がり3Fのもメンバー中最速タイの34秒3、見事な末脚だった。香港スプリント1着の実力を見せつけた見事な勝利といえよう。

 

また、私の予想は1着と2着が逆だったがほぼ的中ということで、今回はよかった!

 

さて、6歳馬のダノンスマッシュだが、いまが絶好調だ。ぜひ、秋のスプリンターズステークスも制して、父ロードカナロアが成し遂げた春秋スプリント制覇を達成してほしい。