「RRR」の感想:大迫力の作品で満足度高し!

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久々にインド映画を観に行った。

インド映画といってもただのインド映画ではない。あの「バーフバリ」シリーズを手掛けたS.S.ラージャマウリ監督の最新作だ。

「バーフバリ」は異様に盛り上がった。大迫力の画面と音響、そして大迫力の戦闘シーン。今になってみると、あのときの興奮は半端なかったことを思い出す。

ラージャマウリ監督がつくった作品といえば見逃すわけにはいかないだろう。

 

ということで、今回は「RRR」の感想を書いてみようと思う。

 

「RRR」について

先ほども書いたように、監督は「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督。

「バーフバリ」は数々の興行新記録を打ち立て、全世界にバーフバリ旋風を巻き起こした作品だ。

そして、今回の「RRR」はインド映画史上最高の制作費7200万ドル(約97億円)もかけてつくったらしい。

これがつまらないわけはないし、しょぼいわけもない。これだけ聞いても最強な映画だと想像してしまった。

 

ストーリーに関しては、公式サイトにこのようにある。

舞台は1920年、英国植民地時代のインド。

英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)。

大義のため英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。

熱い思いを胸に秘めた男たちが”運命”に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。

しかし、ある事件をきっかけに、それぞれの”宿命”に切り裂かれる2人はやがて究極の選択を迫られることに。

(公式サイト映画『RRR アールアールアール』より引用)

 

植民地時代のインドの話だが、この頃のイギリス人が、ものすごくひどい人として描かれている。

歴史には疎い私なので事実がどうだったか知らないのだが、イギリス人がインド人に対して虫けらのように接しているのだ。

何も悪いことをしていないのに殴る蹴るは当たり前。銃の弾さえももったいないので、インド人にはそこらの棒切れで殴り倒すのである。

 

そんな時代のある村で、一人の少女が英国の偉い人にむりやり連れていかれてしまった。そんな幼い妹を救うために一人の男が立ち上がった。その名もビームだ。

 

一方、舞台は変わって大義のために英国政府の警察となったラーマという人物が登場する。

彼はある理由を胸に秘め警察になったようだ。

そして、少女を救いに来る男(ビームのこと)を生け捕りにすれば特別捜査官に昇進できるという約束をとりつけて、ラーマは捜索を始める。

 

この二人の男ビームとラーマがある日出会う。そして親友となったのだ。

お互いに本当の素性は隠したままどんどん親しくなっていく。果たして2人の運命は?

 

そんなストーリーなのであった。

 

「RRR」の感想

映画を観に行く前に時間をチェックしたら、なんと179分!!!

3時間ではないか?!

もともと、インド映画は長いということは承知していたが、やっぱり長いなぁというのが観る前の気持ちだった。

が、実際鑑賞してみると3時間はあっという間だった。とにかくスクリーンが心を刺激してくるのだ。

 

まず、ストーリーが熱い。植民地化されたインド人が、権力者であるイギリス人を相手に立ち向かっていくサマに胸が打たれる。

 

ちなみに、この話は妹をイギリス人に奪われたビームが取り返しに行く話である。

ふだんはやさしそうなビームが、いざ戦うとなると途端にすごくなる。相手の本拠地に乗り込んだときのビームの姿は圧巻だった。マジですごい登場シーンだった。

 

また、この映画はビームとラーマの友情の話でもある。実は、この二人の友情が継続するのはとても困難であった。

お互い敵対する立場である。だからこそ、この二人の友情の行く末がとても熱かったといえる。

 

あと、インド映画らしく歌や踊りもあったりする。いつもそうだが、インド映画はそのせいでノリノリになってしまう。

楽しそうに歌ったり踊ったりするのがインド映画の特徴だが、スクリーン全体に主人公をはじめとして大勢の人が踊るので迫力もすごい。もちろん「RRR」でも歌や踊りが堪能できた。

 

この映画は、そのうちNetflixAmazonのプライムビデオなんかで視聴できるようになるだろうが、やっぱり映画館で観るのが一番だ。

できたらIMAXや爆音上映など大迫力な様子が味わえる劇場がいいだろう。

大迫力アクション、熱い友情、「正義は勝つ」的なストーリー、そんなのが好きな人にはおすすめの話だ。

 

満足度

ということで、この作品の満足度は以下の通り。

☆☆☆☆☆(満点5つ星)

満足度は極めて高し!!!