「FIRST SLAM DUNK」の感想

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SLAM DUNKの劇場版が上映するのを首を長くして待っていた。

いつだったか、映画館でSLAM DUNKの予告を観てしまったときに、「まじか!?」と思ったのを思い出す。

 

それからずっと待っていた。待ちに待っていたのがとうとう始まったのだ。

 

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こちらは入り口で配られていた。おそらく来場者全員に配られたはず。

 

まあ、なにはともあれ、とりあえず感想を書いていきたい。

 

☆☆☆

 

SLAM DUNKを知らない人は少ないと思うが、念のため説明しておくと、少年ジャンプで1990年から1996年まで連載されていた少年漫画。

高校バスケを題材にしたもので、バスケットの試合が中心ではあるが、それぞれの登場人物の人間的成長が描かれている。

読者はその人間的成長や、各キャラクターのストーリーにも共感できる部分が多かったと思う。

SLAM DUNKから数々の名言が生まれ、いまだにその名言を口ずさむ人がいるほどだ。

 

ちなみにアニメ化されたのだが、私は全く見ていない。

そういう意味ではコアなファンとは言えないかもしれない。

 

さて、今回の内容であるが、ホームページにあらすじが全く記載されていないので、このブログでも内容には全く触れないでおこうと思う。

これから観る人は、全く情報を入れないで見たほうがおもしろいと思う。

ただ、SLAM DUNKの原作を読んだことがない人やアニメを見てない人にとってはおすすめできない作品だ。内容が、ある程度わかっている人向けにつくられているので。

 

また、SLAM DUNKに特別な思入れがある人は、人によって満足できない部分があると思う。

でも、自分の期待していた部分が不足していたとしても、それを含めて作者が描こうとしているんだなぁと思ったほうがよいというのが私の考えだ。

なにせ、この「THE FIRST SLAM DUNK」は脚本も監督も原作者である井上雄彦さんなのだから。

この作品は原作者の意向がつまっているにちがいない。

 

ところで、私自身、この映画を観てどう思ったかというと、「最高!!!」である。

上映時間約2時間の時間がかなり短く感じた。

「FIRST SLAM DUNK」では登場人物のある一人がヒューチャーされたストーリーになっている。そのストーリーがかなりよい。その人物の歴史を痛烈に感じてしまった。

 

「手に汗握る」ということばがあるが、スクリーンを見つめる私の手は実際に汗ばんでいた。没入感は半端なかったといえる。

原作を読んでいるので、ある程度の流れはわかっているはずなのだが、ところどころ緊張で息がつまった。

そういえば、途中で無音になるシーンがあるのだが、そこで私は息ができずにいたので苦しかった。それくらいの緊張感だったのだ。

手に汗握ったり、息をのんだり、本当にそんなことばを実践してしまった2時間だ。

さらに付け加えると、涙を誘われるシーンも随所にある。というか、私の場合動いているメンバーを見ただけで泣けてしまったのかもしれない。

 

なお、上映前に声優さんが話題になっていたが、私はほとんど気にならなかった。

強いていえば安西先生だけ違和感があったくらいだ。おそらくそれは個人的な好みレベルの話だ。

 

画像に関してはちょっとカクカクな感じもい否めないし、ちょっと稚拙に見えてしまう感じもする。

でも、それはおそらく原作者の画をそのまま動かそうという意図があったのだと思う。

そのせいで、人物やバスケをしているときの描写がすごくよかったと思う。原作をスクリーンで再現しようとしていたことがとても感じられる。

 

☆☆☆

 

てなわけで、「FIRST SLAM DUNK」の感想だが、あらすじに触れずに書いたのでなかなか伝わらない部分もあるかもしれない。

だから最後に一言いえることがあるとしたら、「この映画は満足度が高かった」ということである。

なるべく多くの人に観てもらいたい作品だ。