待ちに待った「スパイダーマン スパイダーバース」の続編。
前作はそれほど期待していなかったのに、期待を大きく上回る満足度だった。
そして今回はけっこう期待して観に行ったわけだが、またしても期待を大きく上回る満足度。
観に行って大正解、という思いながら帰ってきた。
なにがいいかって、まずアニメが独特。
キャラクターや背景の描き方がこの作品独特のタッチになっている。
スパイダーマンは実写もアニメも好きだが、アニメはさらにスパイダーマンの味がでやすいんだなぁと思った。
たとえばスパイダーセンス(危険を察知する能力)を描くときに、アニメでは簡単に表現できる。アニメならではの表現方法だ。
スパイダーマンの動きを最もよく表現できるのはアニメなのかもしれない。
そういえば、映画が始まるとき、コロンビア映画の場合は自由の女神風な女神様が出てくる。
「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」の最初にも女神は出てきたが、ちょっとアレンジしてかっこよかった。
スタートのスタートからかっこよくて、完全につかみはオッケー状態である。
さて、ストーリーだが、前作の続きということでちゃんと復習しておいたほうがよかった。私は復習していなかったので、記憶がうすれていてもったいなかった。
まだ観てない人はぜひ観てから劇場へ!
話の流れとしては、グエンのことを忘れられないマイルスがグエンを追ってマルチバースの世界へ行くという展開(かなり大雑把だが・・・)。
だが、そこで知った現実は、愛する人と世界を同時に救うことはできないということだった。
例えばこういうこと。
私の家族が事故にあう運命だとする。そういう未来を知ってしまった私が家族を助けたら世界の秩序が乱れてしまう。運命を変えることは危険だからだ。
さて、それでも家族を助けるか、世界の崩壊を防ぐか、私ならどちらを選ぶのか。
とてもむずかしい問題だ。
家族を助ければ世界の崩壊を目の当たりにするかもしれない。
しかし世界を救えば、家族を見殺しにする。
マイルスは、愛する人を救うのか、それとも世界を救うのか?
これはもう、予想通りの展開になる。
そのためにマルチバースに集うスパイダーマンを敵にまわすことになるのだ。
さて、マイルスはどうするのか・・・。
マイルスはとてもやさしい少年だ。
グエンにもやさしいし、家族にもやさしい。
だからこそ、ヒーローがとるべき行動をとれないのかもしれない。
ところで、このスパイダーマンはまさかの「To be cotinue」。
事前の情報を知らなかったわたしは、「おー、盛り上がってきたぞー」と心の中でわくわくしていたところで終わってしまい衝撃を受けた。
続きがあったのかぁぁぁあーーーー
とにかく「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」は、おもしろかった。
前作をあらかじめ観たうえでの鑑賞を強くおすすめしたい!