「Netflixで話題になってるドラマがあるんだってー」と聞き、「とはいえ、そうでもないだろう」と半信半疑で視聴することに。
その話題のドラマは韓国で放送された「愛の不時着」。私がNetflixで確認したときは「今日の総合第1位(日本)」だった。みんな見てるんだねぇ。
そもそもNetflixはおもしろい韓国ドラマが多い。
(参考記事:「青春の記録」のあらすじと感想:主人公サ・ヘジュンがマジでよかった!)
そこで私も「愛の不時着」を見ることに。
「愛の不時着」は、1話分の長さが約80分程度。日本のドラマの2話分の時間をかけてつくられている。それが全部で16話。けっこう見るのに時間がかかった。
しかし、時間をかけて見ただけのことがあり、後半はドハマリ状態!
というわけで、今回は韓国ドラマ「愛の不時着」の感想を書いていこうと思う。
「愛の不時着」情報
放送時期
2019年12月14日~2020年2月16日
スタッフ・制作など
脚本:パク・ジウン
監督:イ・ジョンヒョ
演出:イ・ジョンヒョ
制作:tvN
主な出演者
ヒョンビン(リ・ジョンヒョク役)
ソン・イェジン(ユン・セリ役)
キム・ジョンヒョン(ク・スンジュン役)
ソ・ジヘ(ソ・ダン役)
他
視聴率
平均視聴率:12.1%
最高視聴率:21.683%(第16話・最終回)
最低視聴率:6.074%(第1話)
(韓国の全国視聴率)
「愛の不時着」:あらすじ
パラグライダー中に思わぬ事故に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢。そこで出会った堅物の将校の家で、身分を隠して暮らすことになるが...。
韓国の財閥令嬢がパラグライダー中に竜巻に飛ばされて、気がついたら北朝鮮に。そこで朝鮮人民軍の将校に見つかったのだが、ひょんなことから将校の家で暮らすことになる。
一緒に暮らすうちに、二人には恋愛感情が芽生えてくるのであった。
ところが、かたや韓国財閥令嬢、かたや北朝鮮の将校。ふたりの恋はうまくいくわけもないのだ。
さて、二人の恋はどうなるのだろうか・・・。
「愛の不時着」:感想
前半、とんでもない設定だなぁとか、けっこう平凡じゃんとか思ってみてたのに、気がついたらドハマリしたうえに、最終回に近くなるにつれ号泣してしまった。
設定が斬新!!!
まず、すごいなぁと思ったのが、財閥令嬢がパラグライダーで軍事境界線を越えてしまうという設定。南北挑戦の緊張状態の中で、よくそんなストーリーを描いたなぁということ。
しかも、北朝鮮の男性と韓国の女性が恋に落ちるという設定。それこそありえないストーリーだ。最初に見たときはとんでもストーリーだと思った。
だが、イメージしてたのとはちがう北朝鮮の人々の温かさやおもしろさ、そこでふれあう人々の様子、そして、二人の恋に落ちていく様、そんなところも斬新だった。
正直、前半のストーリーを見るかぎりはこんなにハマるとは思わなかった。しかし後半に入ってドラマの舞台が変わり、どんどん泣けるストーリになっていった。
人物の相関関係もよかった
主役のリ・ジョンヒョクとユン・セリ、この二人が恋に落ちていくという設定の他に、ユン・セリの兄から金をだまし取った詐欺師のク・スンジュン、リ・ジョンヒョクの婚約者ソ・ダン、この二人も絶妙だった。
主役二人に絡みながらも、仲よくなっていくク・スンジュンとソ・ダンを見ていて心が温まった。
さらに、リ・ジョンヒョクの部下4人組がとてもいい味を出していた。どちらかというとお笑い担当の4人組なのだが、特に後半はこの4人がいることで、よりドラマをおもしろくなったのは言うまでもない。
また、リ・ジョンヒョクとユン・セリの共通の敵であるチョ・チョルガン、こいつは本当に憎たらしかったね。悪の中の悪って感じだ。
ユン・セリの兄弟も憎たらしかったね。兄弟なのに跡継ぎ争いに明け暮れて、全くあり得ないくらい憎かった。
北朝鮮の人々が温かく描かれていて、韓国にいるユン・セリの家族が冷たく描かれているところがよかったのかもしれないなぁ。
なんと言っても主役の2人
設定も人物の相関関係もよかったわけだが、それでも、主役の2人がもっともよかったのは言うまでもないだろう。
だんだん心が通じ合っていく2人、結ばれないとわかっているのに惹かれ合う2人、離れなければいけないのに離れられない2人、その感情が主役の2人の表情からものすごく読み取れた。
リ・ジョンヒョクはもともと無愛想な顔をしているのだが、微妙にふてくされたり笑みを浮かべたりするところがうまかった。
ユン・セリは、なんといっても後半の涙でしょ。毎回泣くので、私も毎回泣いていた。
最終回もよかったなぁ・・・。
まとめ
韓国って映画もドラマもすごいんだなぁとあらためて思わされたドラマ、それが「愛の不時着」だった。
最初はイマイチかなぁって思ったけど、どうしてどうして、途中からマジでハマっちゃった。
韓国ドラマにもっとハマっちゃいそうだなぁ・・・。