「永遠の都ローマ展」、カピトリーノのヴィーナスに会えたのがうれしかった 

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月に一度は美術館や博物館に足を運ぶようにしているが、最近は病院に通っていたせいで足が遠のいていた。

何度も何度も検査を受け、時間も費用もかかって大変だったが、ようやく時間ができたので、「永遠の都ローマ展」に行くことができた。

 

ローマについて詳しいわけでもないし、ローマのことをとても好きというわけでもない。

ただ、ローマっていえば歴史を感じるし、文化的な感じがする。

なにせ世界的に有名な都市だからね。

 

やっぱりわたしのこころのどこかにローマへのあこがれがある。

そこで、「永遠の都ローマ展」は少し予習をしていくことにした。

ホームページを熟読していくことにしたのだ。

 

予習をして少しわかった気になって美術館に臨んだ私だった。

ローマの歴史の雄大さにわたしはますます自分の知識のなさを痛感させられたのだった。

 

ローマっていいなぁ・・・。

ロマンがあるなぁ。

もっとローマのこと知らなきゃ!

そんな気になった。

 

 

カピトリーノ美術館とは

 

「永遠の都ローマ展」はカピトリーノ美術館から多くの作品が出展されている。

そこで、この美術館のことを調べてみた。

 

カピトリーノ美術館は、ローマの7つの丘の1つ、カピトリーノの丘に建っている。

この丘は、古代において最高神ユピテルら神々を祀る神殿がそびえ、古代ローマの栄光を象徴する聖域だったという。

 

美術館のはじまりは1471年。

教皇シクストゥス4世が、「カピトリーノの狼」をはじめとする4点の古代彫刻をローマ市民に寄贈したのが最初とのこと。

 

18世紀なかばには絵画館が設立される。

そしてこの頃、ローマ全域から発掘された古代遺物の収集が進み、充実したコレクションが築かれることとなった。

 

こんなふうに、カピトリーノ美術館は歴史的にも場所的にも由緒ある美術館といえる。

 

 

みどころ

 

「永遠の都ローマ展」の見どころはなんといってもカピトリーノのヴィーナス」

これはカピトリーノ美術館以外ではめったに見れない門外不出の作品。

 

また、ミロのヴィーナス(ルーブル美術館)・メディチのヴィーナス(ウフィッツィ美術館)にならぶ古代ヴィーナス像の傑作と言われているとのこと。

 

詳しいことはこのツイートから解説動画にいけるので見てほしい。

 

その他、カピトリーノ美術館のコレクションを多数見ることができる。

選りすぐりの作品を堪能できるだろう。

 

 

感想

 

わたしが「永遠の都ローマ展」に足を運んだのが11月中旬。

それほど館内に人は多くなく、比較的見やすかった。

 

思ったよりも展示されているものが多くなくて、ひとつひとつじっくり鑑賞できた。

 

そのなかでも「カピトリーノのヴィーナス」に会えたことがうれしかった。

展示の仕方も、カピトリーノ美術館での展示を再現していて、360度からヴィーナスの姿を鑑賞することができる。

 

彫刻なのに、やわらかそうな肌。

恥じらいのポーズ。

頭からつま先まで、すべてが芸術的に感じた。

ヴィーナスの彫刻はいくら観ても飽きないくらいだった。

 

また会場に入るとすぐにカピトリーノの牝狼」の複製があった。

 

 

ローマ建国の神話を勉強していったので、なんとなく感慨深かった。

複製っていうのが残念なのだが、本物はカピトリーノ美術館にあるのかな。

ぜひとも、本物がみたい。

 

カピトリーノの牝狼」にかぎらず、複製が多かったのが残念な部分だ。

これはローマまで行って、本物を見たほうがいいよという神のお告げなのかもしれない。

 

なお、わたしは世界史がきらいだったので、海外の歴史には全然詳しくない。

もちろんローマの歴史も頭に入っていない。

西洋芸術を鑑賞する際には、歴史の勉強も必須だとあらためて感じた。

 

「永遠の都ローマ展」を鑑賞するためにもっと勉強が必要だと痛感。

これからはより多くの知識を入れて芸術鑑賞に臨みたい。

 

 

最後に

 

勉強不足だったとはいえ、やはり「永遠の都ローマ展」はすばらしかった。

そして、もっとローマのことを知ろうと思う。

 

ローマはやっぱり魅力的な都市なんだなぁと、行ってみてあらためて感じた。