「十角館の殺人」(綾辻行人)のあらすじと感想:すべてが見事な傑作中の傑作ミステリーだった

Twitterに「#名刺代わりの小説10選」というタグがある。これは好きな小説10選を各自ツイートしたものだ。 ちなみにこれのことね! #名刺代わりの小説10選かがみの孤城/辻村深月十角館の殺人/綾辻行人蜜蜂と遠雷/恩田陸みかづき/森絵都舟を編む/三浦し…

GACKT・ローランドから見える一流の男の共通点

最近の欲望は・・・ 一流になること!!! そこで一流の男の本を読んでみた。 GACKTさんとローランドさんの本!!! 一応2人の本の感想も書いてみたので、もしよろしければどうぞ。 参考記事:「GACKTの勝ち方」の感想:一流になるにはどうしたらいいかがわ…

「恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである」という芥川龍之介のことば

高校生の頃、恋愛について一生懸命考えていた時期があった。 「愛するってどういうことなのか」とか「恋愛と結婚は別なのか」とか、または「恋と愛のちがいは何なのか」とか。 いろいろ考えるのが青春時代ってやつかもしれないが、恋愛に関してはとにかくた…

「GACKTの勝ち方」の感想:一流になるにはどうしたらいいかがわかる本

先日、ローランドさんの本を読んで、かなり感銘を受けた。 (参考記事:「俺か、俺以外か」(ローランド)の感想:名言にしびれました!) やはり一流はちがう。 そして思った。一流といえば、いるじゃないか、この人がと。 その人とはGACKT様。彼こそ一流と…

「青春の記録」のあらすじと感想:主人公サ・ヘジュンがマジでよかった!

Netflixではいま、韓国ドラマが熱い! 「愛の不時着」とか「梨泰院クラス」などがいつもNetflixで上位だ。もはやアニメか韓国ドラマしか上位に来ないのではないかというほどである。 (参考記事:「愛の不時着」あらすじと感想:号泣必至の韓国ドラマだった…

「カササギ殺人事件」のあらすじと感想:構想から執筆まで15年という緻密なストーリー

なにか本を読もうと思うとき、売れてる本とか賞をとった本を探すようにしている。 やっぱりみんなから評価されてる本っておもしろそうだからね。 で、今度はミステリーを読もうと思って探してたらすごいのがあった。 「本屋大賞翻訳小説部門第1位」、「この…

「俺か、俺以外か」(ローランド)の感想:名言にしびれました!

最近、ローランドさんの本を読んだのだが、きっかけはTwitter。 フォローしたい有名人を探していたらローランドさんが引っかかり、遅ればせながらツイートを拝見した。 そうしたら、なんとエレガントなツイートだこと!!! たとえば、この質問箱の「今人生…

「学校遠望」(丸山薫)という詩はきれいだがどこどなく悲しい詩だ

みんな学生時代の思い出って輝いているのかな? この詩を読むと、そんな思いを抱いてしまう。 学校遠望 丸山薫 学校を卒(お)へて歩いてきた十幾年 首(こうべ)を回(めぐ)らせば学校は思ひ出のはるかに 小さくメダルの浮彫のようにかがやいている そこに…

「あどけない話」は高村光太郎の愛情たっぷりの詩です

空って不思議! 青空を見ていると心が温かくなり、曇り空を見るとちょっと憂鬱になったりする。 雲ひとつない真っ青な空を眺めるのも気持ちいいし、流れる雲を眺めたりするのもまたおもしろい。 やっぱり空って不思議だ。 それに、いろんな歌に空が登場する…

「人言を繁み言痛み・・・」という和歌をいまだに忘れられない。

ことばの暴力って最近聞くようになったフレーズで、むかしはそんなになかったような気がする。 現代社会は昔より陰険になってきたような気がする。肉体的な暴力はもちろんだめなわけだが、ことばの暴力は案外自分でも知らぬ間にみんなやっているのかもしれな…

ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・」:父と話をするといつも思い出してしまう詩だ

昨日、久しぶりに父と話をして・・・ まあ、親としても、息子がコロナにかかっていないか心配なようで・・・ ちょっとさみしい部分もあるのかな、息子と半年以上もあってないので・・・。 そんなわけで、少々電話で話した。 でも、投げかけてくることばは辛…

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ:人の心の根源はさみしさである

俵万智さんの短歌で有名なのがこちら。 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ たしか学校の教科書にも載っていたはず。 この短歌、めっちゃ共感しちゃうんだけど、多分みんなもだよね? 今回、この短歌について思ったことをみるこ…

「白い巨塔」(2003年)内容と感想:ドラマ史上10本の指に入る名作だ

病院ドラマといえば「ドクターX」とか「コードブルー」をあげる人が多いのかな? やっぱり華々しい感じがするのがいいよね。 でも、私は病院ドラマの最高峰に「白い巨塔」をあげたい! これまで何度もドラマ化され、そのつど高視聴率を叩き出した作品。2004…

「おカネの切れ目が恋のはじまり」(2020年)感想:三浦春馬さんありがとう

松岡茉優さんが連続ドラマの主人公になる!!! そんなニュースを目にしてとても楽しみにしていた。しかし、そのあとにあのような暗いニュースを聞くことになるとは思いもよらなかった。 三浦春馬さんの突然の死、このことは世間を同様させた。「なぜなの?…

牟礼慶子「見えない季節」を読んで、くらい気持ちをなんとか変えたいと思った

最近読んだ詩が、妙に心にひっかかって何度も読んでしまった。 作者は牟礼慶子さんというかたで、私が国語の先生をしていた頃に、この詩が問題として出題されていた。 そのときはどうやって生徒たちに理解させようかということばかり考えていたので、あんま…

「テネット」IMAX版感想:こんな映像観たことないって感じの作品

待ちに待った「テネット」。 実は「テネット」が上映される前にノーラン祭りが開催されていて、「ダークナイト」や「インセプション」「ダンケルク」などがIMAXで上映された。 (参考記事:「インターステラー」IMAX版感想:難解ではあるが何度も観たい作品…

「半沢直樹」(2020年)感想:ドラマ史上に残る最高の作品だ

子会社への出向命令が出るという衝撃的な終わり方だった「半沢直樹」。 絶対に続編やるだろうという終わり方なのに続編をやらずにときが過ぎていった。 (参考記事:「半沢直樹」(2013年):感想 「やられたらやり返す、倍返しだ」が心に残る - 楽しむため…

「凍てつく太陽」(葉真中顕)の感想:重厚で骨太なミステリーだった

推理小説あるいはミステリーを猛烈に読みたくなり、しかし、最近の流行りのミステリーがよくわかっていなくて・・・。 とりあえず、「このミステリーがすごい!」とか「日本推理作家協会賞」とか、いろいろネットで調べてみた。 そうしたら、こいつにたどり…

有楽町「カフェ&ブックス ビブリオテーク 東京・有楽町」にて、9月限定のパンケーキを食べた

どうしてもあまいものが食べたいときがあって、しかもパンケーキが無性に食べたくなることがある。 ただパンケーキといえば、やっぱり女子の食べ物なので、おっさんの私が気軽に食べられるものではない。だからどうしても食べに行く頻度は低くなる。こういう…

「ゲーム・オブ・スローンズ」感想:史上最高のドラマだと言っても過言ではない

いままで見た中で一番すごいドラマはなんだろう? それは人によって全然ちがうだろう。 もちろんちがって当たり前で、人の好みにケチをつける気はない。だが、私はどうしても、このドラマをみっちー史上ナンバーワンにあげたい。 それが「ゲーム・オブ・スロ…

吉野弘「過」という詩を読んで、ちょっと考えさせられたこと

吉野弘っていう詩人がいて、教科書なんかに詩が載っかっていたりする。 「奈々子に」とか「虹の足」とかが有名な詩なのかな。 それで数年前に吉野弘の詩集を買って読んでみたんだが、これがなかなかよい。ひとつひとつ考えさせられるものが多い。 最近、ちょ…

東京駅「電光石火 東京駅店」でおいしい広島風お好み焼きを食べた

子どもの頃、お好み焼きというとテンションがあがった。高級料理でもないのにめったに食べない。 なのにお肉のようにテンションがあがる、それがお好み焼きだった。 だが、私の知っているお好み焼きは関西風で、実は、お好み焼きには広島風があるというのを…

「インターステラー」IMAX版感想:難解ではあるが何度も観たい作品だった

2020年、コロナの影響で多くの新作映画が上映を延期した。その影響で旧作が続々と上映されることになる。 2020年はクリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」が上映される。それにともなって、ノーラン監督の旧作も上映されることになった。 先日観…

「愛の不時着」あらすじと感想:号泣必至の韓国ドラマだった

「Netflixで話題になってるドラマがあるんだってー」と聞き、「とはいえ、そうでもないだろう」と半信半疑で視聴することに。 その話題のドラマは韓国で放送された「愛の不時着」。私がNetflixで確認したときは「今日の総合第1位(日本)」だった。みんな見…

「勝間式ネオ・ライフハック100」(勝間和代)の感想:圧巻のライフハック本だった!

勝間和代さんの本をむかしはよく読んだ。「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」とか「効率が10倍アップする新・知的生産術」とか、いろいろ読んだ。 あの頃は勝間さんにあこがれる女性のことが「カツマー」と呼ばれ、そういう人が増えていたような…

池袋「肉バル Bon」は雰囲気もいいしお肉も絶品だった

お肉って聞くとテンションがとてもあがるよね! 私も例によってとてもテンションがあがるタイプの人間だ。お肉ってなんでこんなに人を元気にさせるんだろうね。不思議な食べ物だ。 それで、池袋に雰囲気のいいお店を見つけたので行ってみることにした。実際…

日比谷「立ち呑み 三ぶん」はお酒も料理もおいしくて通いたくなるお店だ

最近、ひとりで気軽に行けるお店を探している。いくつか見つかったのだが、そのひとつが「立ち呑み 三ぶん」というお店だ。 立ち呑みは疲れるという人もいるかもしれないが、長居をしないでちょっと呑むにはとてもいいところ。 カウンターの中にいる店員さん…

「風の谷のナウシカ」感想:この作品を映画館で観ることができて本当によかった!

2020年、コロナのせいでなかなか新作映画が上映されないでいた。期待していた映画たちは相次いで上映が延期され、とても残念だった。 ただ、そのせいで、旧作が続々と上映され、今まで映画館で観たことがなかったものまで上映されることになる。 そのひとつ…

池袋「サンシャイン水族館」にて、お魚や動物たちに癒されました!

動物が大好きな私。アニマルカフェに行ったり、ペットショップに行ったり、または家で動物が出てくるYouTubeを見て癒やされている。 やはり動物っていいもんだな。なんでこんなに癒やされるんだろうか、不思議だ。 そんな私が、今回池袋にあるサンシャイン水…

池袋「アインソフ ソア」にて、天上のヴィーガンパンケーキをいただきました!

おやじなのにパンケーキが好きな私なんだが、さすがにこの年齢でスイーツを1人で食べに行くのはちょっとつらい。 だが、私においしいスイーツを教えてくれる女性の友人が、池袋の「アインソフ ソア」を紹介してくれて、連れて行ってくれることになった。 今…